90年代〜00年代の芸能ニュースや懐かしの流行を考察!

0

いじめに問題提起! ジャンプらしさが皆無だった異色作

2017年8月18日 00時01分

ライター情報:バーグマン田形

『元気やでっ』(著者撮影)

[拡大写真]

少年ジャンプが発行部数のギネス記録を達成した95年(記事はこちら)。

その立役者である『ドラゴンボール』が連載10年の節目に向かってラストランを続ける時期に、ジャンプらしからぬ内容で話題を集めた連載作品がある。
タイトルは『元気やでっ』。NHKの朝ドラにでもありそうなナニワの商人ものや、大家族ものなどを想像しそうであるが……。

社会問題となっていた「いじめ」に真っ向から取り組んだ衝撃作


『元気やでっ』は『わたしのいじめられ日記』と言う手記を原案とした作品。そう、テーマは「いじめ」である。

ある少女の中学生時代の壮絶ないじめ体験を軸にフィクションとして再構成されており、少年漫画史上初めていじめをテーマに本格的に取り組んだ作品となる。
なぜか、脚本・構成・演出に『よろしくメカドック』の次原隆二先生が名を連ねていたこともマニア的には見逃せない異色作だ。

冒頭の解説によると、平成3年(91年)に全国の学校が文部省に報告したいじめの件数は約22,000件。実際の件数はその10倍は下らないとも言われている。
連載されていた95年(平成7年)の前年の秋、愛知県西尾市で同級生によるいじめを苦に中学生が自殺する事件が発生。その後もいじめを苦にした自殺が各地で相次ぎ、学校におけるいじめが大きな社会問題となっていた。

事実、文部科学省のデータを確認したところ、いじめの報告(発生)件数自体はこの年で6万件。昭和61年~平成17年の期間でワーストを記録している。

ライター情報: バーグマン田形

「一般社団法人 日本ハンバーグ協会」理事長。ハンバーグ以外にもプロレス、ファミコン、少年ジャンプ、80&90年代カルチャーが好物。

URL:Twitter:@tagatatomoyuki

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品