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第11回:【思潮】ロスジェネ系解雇規制緩和論者が若者バッシングに走るとき

2013年2月24日 20時00分 (2013年2月26日 16時26分 更新)
今回は後藤和智さんのブログ『後藤和智の若者論と統計学っぽいチャンネル』からご寄稿いただきました。
※この記事は2013年02月15日に書かれたものです。
■第11回:【思潮】ロスジェネ系解雇規制緩和論者が若者バッシングに走るとき
今回は、ロスジェネ論客の一人であり、過激な解雇規制緩和、雇用自由化論者として知られる城繁幸氏を採り上げたいと思います。

城氏については、私は雑誌『POSSE』の連載「検証・格差論」の第1回で採り上げており(『POSSE』第7号及び同人誌『青少年言説Commentaries』(冊子版のみ)に収録)、その中で次のように述べました。2004年に『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』(光文社ペーパーバック)でデビューした城氏は、最初の頃は、富士通の人事部での経験に基づいて、所謂「成果主義」の現実と、改善点を述べておりました。後に城氏は人材コンサルタントとして独立、2006年に上梓した『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(光文社新書)はベストセラーになりました。その中で城氏は、若い世代の革新性を礼賛し、ある種の世代間闘争を仕掛けるような論調に傾倒していきました。それが第1回目の天気です。

第2回目の転機は、2008年に出された著書『3年で辞めた若者はどこに行ったのか』(ちくま新書)です。この中で城氏は、赤木智弘氏の言説に触れ、「左翼は労働者や若者の味方ではない」という視点に啓蒙され、それ以降の著書や雑誌の論考では、「左派政党」、そしてその主張に近い論客――森永卓郎堤未果など――を攻撃するようになりました。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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