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監視カメラに守られて咲く「花」とは?

中央、緑のフェンスに囲まれたケシ。万が一盗られても、ケシはデリケートなので、一度土から抜くと根付かないんだそうです。

心待ちにしていた桜の見頃もあっという間にすぎて、早くも梅雨か? というお天気。梅に桜を見たら花見の季節は終わり、という気分になりがちだが、これからの季節に見頃を迎えるのが「ケシ」の花――アヘンを生成し昔から人間を惑わせてきた、あの植物である。

麻薬取締法で栽培が厳しく規制されているため、ふつうに生活していたらまず見る機会がないはずのこの花を、手軽に(そしてもちろん合法的に)見られる場所があるのをご存じだろうか?

場所は、西武拝島線東大和市駅からすぐの「東京都薬用植物園」。ここは調査研究のために育てている「ケシの花」を、一般の人も見学することができる、東京で唯一の植物園なのだ。

温室や池があったり、パッと見はごく普通の植物園だけれど、奥へ進むとそこにはフェンスで囲まれた一角が。ここで育てられているのが、栽培を禁止されているソムニフェルム種などのケシである。ガッチリと鍵のかかったフェンスは二重になっていて、しかもフェンスとフェンスの間には監視カメラまであり、周囲ののどかな雰囲気とは一変して、かなりものものしい雰囲気。とはいえフェンス越しに中をのぞくと、まだ小さな苗がかわいらしく並んでいて、なんだかタンポポみたいなのでした。

スタッフの方によれば、私が訪れたとき(3月)はまだ15センチくらいだった苗も、1〜2ヶ月で100センチ以上に成長し、5月に大きな花を咲かせ、花が終わると球形の果実(いわゆる、けし坊主)をつけるのだそう。それはもう、きれいな花なのだとか。毒は美しいものに宿るのですね。花の下で宴会……ってワケにはいかないけれど、桜の次は、フェンス越しに眺めるケシで、お花見をしてみては?(矢部智子)

※「東京都薬用植物園」については、『デザイン生活用品』NO.2(エイ出版社)での1日密着レポートもご覧くださいー。

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2005年4月20日 00時00分

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