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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭が始まるぞ

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フィナーレを飾る『ゴールドフィッシュ・メモリー』(アイルランド)

『プリシラ』『アタック・ナンバーハーフ』『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『ハッシュ!』……これらの人気映画の共通点、なんだかわかりますか?

突き抜けるような明るさで楽しませてくれるもの、しんみりさせるもの、繊細なココロ模様を写し撮ったもの、どれもゲイが主人公の作品。どんなセクシャリティの人でも共感できる、楽しめる、そしてそれ以上になんだかクセになる、レズビアン&ゲイ映画の魅力ってなんなんだ?

第13回目を迎えた「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」は、7月15日(木)から19日(月・祝)まで、青山スパイラルホールで行われる。フレンドリーな雰囲気が魅力のこの映画祭を、毎年楽しみにしているファンも多いはず。今回はその魅力を探るべく、代表の宮沢英樹さんにお話を伺った。

『もうあともどりはできない』
そんな一言がパンフレットに添えられた映画祭第一回目を、宮沢さんはこう振り返る。

「一番最初は1992年に中野の会議室1室を借りて始まりました。本当に小規模で、手作りの映画祭でした。セクシュアルマイノリティへの認知や理解が今ほどではない当時は、その活動を公にして行うのはかなりの勇気がいることでした」。

その後来場者の増加を受け、吉祥寺の映画館を経て現在のスパイラルホールでの開催に移る間に「映画を通して何かを訴えてやろう」という気持ちから「セクシュアルマイノリティの映画をいかに楽しむか」と、映画祭のスタンスが変化してきたのだという。

この映画祭は、短期・当日のスタッフを含め、約100名のボランディアが1年がかりで作り上げているそう。世界中のレズビアン&ゲイ映画祭での上映作品や、公募エントリーを含め、秀作揃いの100以上からスタッフ間で協議した作品を上映。男の子もの、女の子もの、それぞれ「長編」「短編」「ドキュメンタリー」とバランスよくチョイスし、また注目の「日本作品」もピックアップ!

会場を訪れるのは、レズビアン&ゲイだけではない。レズビアン&ゲイのカップルのカップルもいれば、ひとりで見にくる女性、男性、男女のカップル、日本人だけでなく外国人も、老いも若きも……。「多様性ということばはこの映画祭のキーワード」と、宮沢さん。

「マイノリティにとってもヘテロセクシュアルにとっても、楽しいものに特別なものはありません。国や地域、人種、ことば、文化、そしてジェンダーとセクシュアリティ。何もかも違うように感じるさまざまな物事がこの世の中に存在しています。すべてでないにしても、いろんな愛の形をここでは見ることが出来ます。日々生活の中で狭くなっている視野を、この映画祭の映画を見て広げて何かを感じてもらえたらと思います」。

きっと、レズビアン&ゲイ映画がクセになるのはこの「多様性」と、多様性の中に共通点を見つけること。自分とは違うセクシャリティや、世代、国籍を持つ人が、自分と同じように悲しみ、苦しみ、愛し、愛され、笑い、泣くことを知る。この映画祭はそんな当たり前のことを気づかせてくれる場だ。毎年肌で感じる、映画祭のフレンドリーな雰囲気と心地よさの秘密は、こんなところにあるのかもしれない。

スパイラルのB1F「CAY」では、7月18日の夜にイベント「Le Grand Bal グランバル」が、17、18日には「REEL weekend cafe for TILGFF」と題されたカフェが出現!eMacでメイン会場で上映できなかった公募作品などを上映する。

きっとどんなあなたでも受け入れてくれる、多様性に満ちた映画祭に出かけよう。
(エキサイトニュース編集部 shelf life)

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2004年7月14日 00時00分

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