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設置しただけで開通せず…ブータン初の公衆電話ボックス

(上)公衆電話ボックス、(下)みんな民族衣装の制服を着ているブータンの小学生

使われることなく撤去されてしまった公衆電話ボックスがある。それは日本ではなく、ヒマラヤにある仏教国、ブータン王国での話。

昨年夏、ブータンの首都ティンプーでブータン初の公衆電話ボックスが取り付けられたというニュースを聞き見に行ってみた。といっても電話ボックスだけを見にブータンに行ったわけではないですが…。

設置されたのは首都ティンプーの繁華街、クロックタワー近く。電話ボックスはブータンの建築様式でなかなかおしゃれな感じ。が、中に電話がない。まだ電話取り付け工事は先なのか、と思っていたが一向に設置の気配なしで完成電話ボックスを見ることなく帰国。あれから1年……あまりに気になったのでブータンにいる友人に聞いたところ、「もう、ないよ。そもそもムダなもんだもの」とのお答え。

1年ほどはそのまま置かれていたらしいが、結局、電話を取り付けることなく撤去されてしまったとのこと。ブータン初の公衆電話ボックスはその役目をなんら果たすことなく消えてしまったのだ。

それまでブータンにあった公衆電話というのは、PCO(Public Call Offices)という看板を掲げた個人商店の店先や簡単な間仕切りだけされているところに電話が置かれていて、1分いくらで人にお金を払うタイプ。店が閉まっている時に使えないのは不便では?と思うのだが彼らには問題はないらしい。そんなに急がなくても明日でといいや、といたってのんびり。というわけで、いつでも自由に使えるコイン式やカード式の公衆電話機は必要ないというわけ。緊急時には隣近所の電話を持っている人が助けてくれるしコイン式がたった数台あったってあまり役には立たない。

以前、銀行にATMがテスト導入されたそうだがこの時は珍しさも手伝って利用者はいたらしいが、みんな機械の使い方がめちゃくちゃですぐに壊れて撤去されてしまったということもあったらしい。インターネットや携帯電話は徐序に普及はしているが不必要な機械はいらない、というのがブータン流か。何でもかんでも先進国なみという選択をしないのがこの国のいいところかもしれない。でも何故?電話ボックスを作ったのか、とても不思議である。(こや)

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2004年10月21日 00時00分

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