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日本アルプスをはさむエビの紅白合戦!?

(上)桜エビ(下)白エビ

先日、干しエビでよくみかける静岡県産の「桜えび」をお刺身で食べた。以前から「食べたい」と思っていたので、ちょっとうれしい気分。口いっぱいにほおばると、あま〜味が広がった「う〜旨い!」。……ちょっと待てよ、前に食べた富山県産の「白エビ」にどこか似ているな〜。

調べてみると、二つのエビはちがう仲間だが、本州のほぼ真中に聳え立つ、日本の屋根と呼ばれる日本アルプスを本州を横切って結んだ両先の海では、日本海側の富山県・富山湾に 「白エビ」(漁獲期4月〜11月)が、太平洋側の静岡県・駿河湾に「桜えび」(漁獲期3月下旬〜6月上旬・10月下旬〜12月上旬)が捕れるそうだ。
ともに一生泳ぎつづける小型のエビで、水深の深いところ(白エビば100m〜600m・桜エビは200m〜300m)を好み、甘い味わいを持つとのこと。

なにやらいろいろ似たところを持ち合わせているようなだ。この二つのエビで、いろいろ勝負をしてみよう。

まずは、背くらべ! 「白エビ」は体長7〜8センチで、 「桜エビ」は体長4〜5cm。この勝負、白エビの方がやや大きいのでココは白エビが一歩リード。

次は、エビの生きる地形くらべ! エビが生きる二つの海は、高い山々を水源とする大きな川がいくつも流れ込み、日本有数の深い海で海岸近くから急激に深くなっていて、水深300mより下に海洋深層水という豊かな栄養を含む海水があるという同じ特徴をもつ湾だ。
「白エビ」が育つ富山湾は、海からせりあがる美しい山々と、蜃気楼が見られる神秘の海が有名だ。一方、「桜エビ」が育つ駿河湾は、日本一の高い富士山を望み、湾の深さは日本一を誇る。この勝負、日本一がある海と山ということでココは桜エビが一歩リード。

なかなか互角の戦いになってきたぞ。最終決戦は味くらべだ! どうもエビの旨さを育む秘訣に、この独特の地形が一役かっているようだ。川の栄養分が流れ込むこと海洋深層水の湧昇(深い海の水が海水面に湧き上がってくること)で植物フランクトンが育ち、それを食べる動物プランクトンがいて、それをまたエビが餌にする…などと考えられてもいるが、ほんとのところはまだまだベールに包まれる神秘の世界。
旨さを育むということは実に奥が深い!とにかく、この旨い二つのエビを、お刺身で口いっぱいにほおばってみてからの判断だ。

「白エビ」は、「富山の宝石」と呼ばれる富山の県魚!皮が硬く生では皮がむけないので、一度冷凍して人の手で皮をむく。フリッとした食感とあま〜くとろける味は甘えびをしのぐといわれているだけあって絶品だ。
一方「桜エビ」は、由比町が「日本一桜えび」と誇るエビ!皮がやわらかいたのでそのまま食べることが出来、さらさらしたのが新鮮な証拠。やらかい皮から弾けだすとろ〜りと甘い濃厚な味は、なんともいえぬ旨さだ。

う〜ん、どちらも旨い!「白エビの白」・「桜えびの紅」と色合いも縁起がよく、今回の勝負は、めでたく両者の勝利としておこう……。(タコ・イカ・マンボー)

2005年5月9日 00時00分

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