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ニューヨークで地下鉄のアイドルになる方法

双子のフラメンコ・ギターリスト

先月、ニューヨーク都市交通局(MTA)主宰による、地下鉄駅構内での音楽活動を支えるミュージック・アンダー・ニューヨーク・プログラム(MUNY)の、第18回目のオーディションが行われた。20年目を迎えるこのプログラムは年々人気が高まり、今回は60組をこすミュージシャンが、MUNYお墨付きのバナー(旗)を目指して競演した。

実はニューヨーク地下鉄駅構内での音楽活動は自由にできる。チップを受け取ることも違法ではない。しかしこのバナーがあると、注目のされ方も人の集まりもチップの入りも断然違うのだそうだ。彼らはこの旗の元で、地下鉄のアイドルになれるのだそうだ。

今回のオーディションに合格した一組、かっこいい双子のフラメンコ・ギターリスト「ジマーグア」は、そのメランコリーなメロディーと甘い歌声で、早々に熱狂的な女性ファンがついてしまった。プロモーション用に制作したCDのコピーの売り上げも上々だ。ライブにやってくる客も増えた。中にはミネラルウォーターやクッキーの差し入れをしてくれるファンまで居る。これで1万円札のレイがあれば、ぴんから兄弟だな。

「今までライプ活動をして来たけれど、プロモーションを兼ねて地下鉄で演奏してみようと思った。このプログラムはいろんなイベントもやってくれるし、プロでやってる人にはちょうどいいのではないか。」と、ハンサムな二人はにっこり。もちろん私もCD買いました。メロッ。

さすが多民族が集うニューヨーク、彼らの他にクラシック、ケイジャン、アフリカン、サウス・アメリカン、ジャズ等、幅広いジャンルのミュージシャンが、1週間に150回以上、25箇所で演奏している。そしてニューヨーカー達は、この中からスターが生まれてくるのを楽しみにしている。

日本にも同じようなプログラムがある。東京都生活文化局文化振興部事業推進課が主宰する「ヘブンアーティスト」というプログラム。今ちょうど2002年から数えて第5回目のアーティスト募集中だ。 MUNYとは違い、ジャンルは音楽に留まらず様々で、1年のライセンスを取得し、 都内9つのエリア45カ所以上でパフォーマンスを演じられる。CD等の販売はできないようだが、ストリートパフォーマーとしてのプロモーションはばっちり。あのハーバード大学出身、異色の芸人パックンマックンも、このプログラムに合格してからブレイクしたのだそうだ。おおー、やるじゃん。

ニューヨークに来たら、急ぐ足をふと止めて、気に入った音楽があれば、お土産にCDを買ってみるのも面白いですよ。というより、飛び入りで演奏してみてもいかかが? ビートの利いたお三味線とか受けそうな気がする。暁照夫師匠とかご興味ないですか?(チン・ペーペー)

2005年6月15日 00時00分

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