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1年に1週間しか花火のできない国、ニュージーランド

2005年11月9日 00時00分

キャプション 突如現れた花火屋さん

日本だったら、ネット通販でも買える、花火。夏の風物詩とはいえ、いつでも好きなときに楽しめる、花火。しかし、ここニュージーランドでは、花火の販売は、10月27日から11月5日のおよそ1週間と限定され、それ以外の日は「違法」になる。

なぜ、期間限定なのか? これは、11月5日が「ガイ・フォークス・デー(Guy Fawkes Day)」というイギリスから伝わるお祭りの日で、花火を上げるのが慣わしとなっているから。しかし、ニュージーランドでは、「花火は火災の原因」という考えが根強いため、期間限定で花火の販売を解禁にし、お祝いムードを味わう、ということらしい。

だが、期間限定にしたところで、大方の予想通り、火災は起こる。花火が販売されて、たった3日で、65件もの火災が報告され、新聞には、歴史ある建造物が花火で丸焦げになり、呆然と立ちつくす関係者の写真が載っていた。ちなみに、昨年の同時期1週間で、約350件もの火災が発生したという。驚くべき数字ではあるが、花火の様子を見ていると、たしかに危険だ、と思う。ニュージーランドには手で持つタイプの打ち上げ花火が多いが、それを横に飛ばしたり、とんでもない方向にわざと向けて遊んだり。強い風の日でも、大型の花火がバンバン打ち上げられるので、火の粉が家の屋根や窓にジャンジャン降り注いでいる。昼間(!)から夜中の12時まで花火は上がり続け、連日、町中が花火だらけ。これでは、火事になってもおかしくはない。

矛盾しているようだが、ニュージーランドではいくつかの決まりごとを守れば、1年中花火ができる。その決まりごととは、「大人が監視する」「乾燥した天気の日は禁止」「公園や道路など公共の場所では禁止」「自宅敷地内にあるコンクリートの上に限る」など。だが、1年中可能とはいえ、花火は期間限定でしか販売していないので、買えるときに花火を買いだめしておくような人はそういないだろうし、国外から花火を持ち込むことも違法なのでできない。
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