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時刻表のないバス、そのワケは?

(上)リンク・バスの電子掲示板(下)「DUE」と表示されるとバスが到着。次のバスは23分後に来る

バスが時間通りに来ない、のはニュージーランドでは定説になっている。始発のバスでさえ遅れてやってくるのだから、時刻表などあってないようなもの。そのため、わたしは、バスを利用するときは早めに家を出る、という習慣が身についてしまった。

さて、わたしの住むオークランドには、「リンク・バス(Link Bus)」という中心部の主要スポットを巡廻しているバスがある。のだが、このバスには時刻表さえ、ない。バスの概要パンフレットを見ると、「この時間帯にこのバス停を通過します」「バスは10分〜15分ごとに走っています」という情報のみ。ニュージーランドに住み始めたばかりのころは「なぜ?」と不思議に思っていた。

しかし、このバスを利用しようと、バス停に行って初めて、曖昧な情報しかない理由がわかった。実は、バス停には電子掲示板が立っていて、そこにバスが到着するまでの時間が表示される仕組みになっているのだ。「10分」→「9分」と分ごとに表示され、乗客はバスの到着時間を正確に知ることができる。これは、カーナビゲーションなどに使われているGPS(グローバル・ポジションニング・システム)を利用したもので、衛星を通じて、今どこにバスが走っているのかをキャッチする。バスの運転速度とバス停までの距離から所要時間をわりだし、その情報が電子掲示板に表示される、という仕組み。掲示板に「DUE」と表示されれば、その直後にバスが到着する。

現在では、リンク・バス以外のバスも、このシステムを導入し始めている。わたしはバスをよく利用するが、電子掲示板のおかげで、来ないバスをあてどなく待つストレスから多少なりとも解放された。バスの時刻表があったところで、時間どおりにバスは来ないわけだし、この電子掲示板がどんどん普及することを願いたい。
(畑中美紀)

2005年12月7日 00時00分

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