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「ハバネロアイス」に対抗! 熱いアイスを作る

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向かって左から「七味アイス」「もみじおろしアイス」「ゆず胡椒アイス」。美味しかったのは、七味アイスだけだ。

先日、東ハトとブルーシールの共同企画で、「黒糖アイス 暴君ハバネロ仕立て」が期間限定で発売されることが話題になった。
冷たいのに汗が出るとは、確かに、刺激的である。

でも、辛くて甘いアイスは、この他にもできるのではないだろうかと思った。わさびアイスなどは、長野などによくあるし、カレーソフトもカレーのまち・横須賀で食べたら、案外だいじょうぶだった。
でも、他にもおなじみの調味料で、いろいろ可能性は広がるのではないか。

そこで、上品な風味がたまらない「ゆず胡椒」、鍋や刺身にぴりりと嬉しい「もみじおろし」、長野ではおなじみの「八幡屋礒五郎」の七味の3種を用意。ベーシックなバニラアイスに練り込んで、食べてみることにした。
いずれもバニラアイスは小さなカップに1杯分、ティースプーン1杯弱の調味料を加える。
どれも練り込むのはラクチンなので、あっという間に完成した。

まず「もみじおろしアイス」を食べてみると……臭ッ!!
不思議と辛みは全く感じられず、大根の青臭さのみが際立っている。そうだ、常識的に考えれば、「辛み」以前に、まず大根の風味とバニラが合うわけないのだった。

続いて、「ゆず胡椒アイス」。これは京都で出してほしい上品な味になる予定が、残念ながら、しょっぱいものに。やはり「もみじおろし」と同様、辛みはほとんど消え、塩気ばかりが強くなっていた。

締めは、「七味アイス」。これは、口に入れた瞬間はバニラ本来の甘さをきちんと保っているにもかかわらず、のどの奥で、ひりっ、ひりっと熱さがこみ上げてくる。徐々に熱さが増し、うっすら汗も出てきた。
冷たくて熱いアイス、「七味」バージョンのみ、ちゃんと成立しているではないか。

思うに、複雑な風味を持つ辛さは、甘いアイスと混ざることで損なわれてしまうが、シンプルな辛みの強いものは、アイスとうまく調和し、辛さも保てるということではないか。

「ハバネロとアイス」が組んだのは、やっぱり単なる思い付きでなく、きちんとした計算によることのようだ。おそれいりました。
(田幸和歌子)

2006年7月22日 00時00分

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