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田園風景の中の奇妙な建造物……その正体は?

(写真上から)木々の向こうに奇妙な建造物が。近づいてみると……。どーん! これがウボソと呼ばれる本堂。1999年に建設が始まって、2005年4月10日に完成した。
(写真下)きらびやかな釈迦如来像

千葉の奥地、成田駅からさらに30分ほど車を走らせると、畑の中に忽然と奇妙な建造物が姿を現す。
辺りは一面の畑、舗装されていない道路、ぽつぽつと民家が立ち並ぶ、そんな閑散とした風景に不釣り合いな、異様にカラフルで見慣れない形状の建物。
日本初のタイ寺院、ワット・パクナム日本別院である。

本体は、バンコクにあるワット・パクナム・パーシーチャロン。アユタヤ王朝後期(18世紀初め)に建立された、タイでも規模の大きな寺院だ。ここから5人の僧侶が派遣され、在日タイ人の信仰のため、また仏教の教えとタイの文化を広めるため、1998年に日本別院が開設された。約2千坪の敷地に、ウボソ(布薩堂)、サーラー(大食堂・休憩所)、2階建ての僧侶宿泊棟(10室)、5階建ての一般宿泊棟(50室)、僧正の僧坊などがある。

僕が寺院に到着したのは、ちょうど夕方の祈りの時間で、敷地内をうろうろしていたら、若いお坊さんが本堂に招き入れてくれた。堂内は、壁一面に美しい仏教画が描かれ、おごそかにしてきらびやかな雰囲気。数人の僧侶が釈迦如来像の前に座り、お経を唱えている。
これがホントに素晴らしかった。普段は無神論者の僕だが、さすがに敬虔な気持ちにさせられた。

タイの仏教は上座部仏教といって、日本の仏教(大乗仏教)とは異なる思想に基づいている。僧侶たちは227もの厳しい戒律を遵守して、節制した生活を送っているのだが、実際にはとても気さくでフレンドリー。寺院は、もちろん主にタイ人のための場所だが、日本人でも何人でも誰でもウェルカムって感じだ。
お祈りの後はサーラーに誘われて、お茶を頂いたり、写真を見せてもらったりもした。「食事は朝と昼だけ」とか、「夜は8時に寝る」とか、彼らの生活についてもいろいろと教えてもらったけど、なにぶん片言の日本語だったので、正確かどうかは心許ない……。

兎にも角にも、はるばる東京から来た甲斐あって、貴重な体験ができた。

ちなみに4月13日〜15日は、「ソンクラーン」と呼ばれるタイの正月にあたる。
ワット・パクナム日本別院でも15日(日)にはお祭りが開催され、日本全国から500人以上のタイ人が集まるという。もちろん日本人でも参加可能。タイ料理が無料で振る舞われるそうなので、興味のある人にはぜひオススメしたい。
(山田真也)

「ワット・パクナム日本別院」紹介ページ*在京タイ王国大使館HP内

2007年4月14日 00時00分

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