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探せ! 新しい野菜カレーの具

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(上)イギリスの野菜カレー。白米か炒飯かを選べる。
(中)日本で新しい野菜カレー作りに挑む。17種類の具を使う。
(下)出来上がった野菜カレー。中央の短冊状は大根

好景気が続くイギリス。通貨ポンドの高騰もあって、今やファ−ストフードのバーガーセットが1,000円以上。貧乏旅行者にはとっても辛い。簡単な食事が続き野菜不足に陥った筆者、これはいけないと思い、中華料理店で野菜カレーを頼んだ。

運ばれてきたカレーはヨーグルトの香りのする本格派。さすが、かつてインドを統治していたイギリス、と思ったのだが、カレーの具を見てビックリ! もやし、にんじん、白菜、ピーマン、マッシュルーム、ミニコーン……これは鍋の具? それとも野菜炒めの具? 恐る恐るスプーンですくってみると……これが意外や意外、おいしいのである。カレー用の野菜といえばジャガイモ、玉ねぎ、にんじんがお決まりの日本。自らの固定観念を完全に打ち砕かれて、ちょっと衝撃的だった。

帰国後、早速、新しい野菜カレーの考案に取り組むことに。用意した野菜は次の17品目。春菊、大根、きゅうり、もやし、白菜、キャベツ、えのき、しいたけ、糸こんにゃく、プチトマト、きくらげ、にんじん、セロリ、カイワレ、アスパラ、長ネギ、チンゲンサイ。野菜じゃないのも混じっているが、鍋の具を流用した関係で、まあご愛嬌。いざ、調理開始。台所にセロリの香りがプンプンと広がる。何だかヤミ鍋っぽくなってきた。ホントに食べられるのか? 心配になった頃に野菜が煮え、ルーを溶かして更にしばらく煮込む。

いざ、試食開始。まずは大根から。フニャフニャしているが歯ごたえがよい。白菜はシャキシャキ感が心地よい。プチトマトは形が崩れ始めていて、酸っぱさがカレーに溶け合い絶妙なマッチング。アスパラ、きくらげ、えのきの3種は文句なし。最大の心配の種セロリだが、葉っぱの方はほとんど味がしない。茎の方も思ったほど香りが強くなく、案外自然に食べられる。唯一ダメだったのはきゅうり。フニャフニャして水っぽく、どうにも合わなかった。

そんなわけで、きゅうり以外の16品目は、問題なくカレーの具になった。香りの強い野菜でも、小さめに切ると自然に食べられるようだ。野菜の旨み成分が溶け出たのか、動物性タンパク質を一切使っていないのに、ルーが普段よりおいしかったのは嬉しい誤算。玉ねぎを使わなかったせいか、いつもより辛めの「大人のカレー」に仕上がっていた。

もはや「日本の伝統料理」とさえ呼べるカレーだが、まだまだ工夫の余地がありそうだ。それにしても、冷蔵庫の余りものを適当にぶちこんでさえおいしく出来上がってしまうとは、大変懐の深い料理だと思いました。
(R&S)
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2007年10月2日 00時00分

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