以前コネタでも紹介したが、台北といえばアジア屈指のバイク天国。先日ひさしぶりに台北を訪れ、あらためてバイクの多さに感心したのだが、もうひとつ驚いたことがあった。
それは歩道や路肩に停められているバイクの「整列」ぶり。少しくらい適当に置く人がいてもおかしくなさそうなのに、見事なまでにキレイに並んでいる。もしかして自分の駐車スペースが決まっているのか? それとも誰か係の人が整理しているのか? はたまた単にみんなのマナーだけでこの見事な並びが実現されている?――だとしたらスゴイ。
台湾事情に詳しい方に話を聞いてみると、
「確かにキレイになりましたねえ。以前は歩道をバイクが埋め尽くして歩きにくい場所も多かったですから」
なんでも最近になって、台北市の警察がバイクの整列駐車を改めて呼びかけ、違反者の取り締まりに本腰をいれはじめたのが、この見事な整列のきっかけなのだそう。
「そういえば私も台湾の人に自慢されましたよ、キレイになったでしょうって(笑)」
本音をいえば、マナーうんぬんというより単にペナルティを恐れて……という人も多いかもしれないが、整然と並んでいるのは見た目にも美しいし、より多くのバイクを置くこともできる。そんなメリットを地元の人も感じているのだろう。
もちろん歩道や路肩ならどこでも停め放題なんてことはなく、駐車禁止の場所も多い。現地在住の日本人の方いわく、
「台北101周辺などは取り締まりも厳しく、一台も見かけませんね」
なかには駐車してよい場所には、台数分の白線が引かれているところもあるという。ただ現状では駐車禁止の場所に停めてあっても、黙認されることも多い。駐輪場不足などの問題もあるため、「まずは整列駐車から」ということのよう。
ちなみに駐車にかぎらず、台湾のバイク事情はかなり自由奔放。ヘルメットをかぶらない、一台に何人も乗る、なんてことも、ちょっと前まで当たり前だった。
「3〜4人は普通、最高7人まで乗れるなんて言う人もいましたよ。…
