サイダーとラムネの違いはなんでしょう。

サイダーは炭酸水に砂糖と香料が加えられた飲み物。
一方ラムネは、炭酸水に砂糖とレモン水を加えたものが始まりで、今は炭酸水に砂糖などの糖類を加えて、ライムやレモンの香りを付けた飲み物。

では「六甲サイダー」はどうでしょう。

六甲サイダーとは、「赤道を超えても腐らない水」として、船乗りたちに愛されている名水百選「神戸ウォーター」を使用した炭酸水に、弾けるシャンパンの香りがする飲み物です。

ここで疑問が。赤道を超えると水は腐るのでしょうか。株式会社神戸六甲牧場の担当者に聞いてみました。

「純粋な水は腐りません。しかし、昔の浄水技術では微生物が発生する原因となる有機物を簡単には取り除くことができなかったようです。『神戸ウォーター』は不純物がもともと少なく、煮沸ぐらいはしたと思いますが、そのまま長期の航海に持って行く事が出来たと聞いています」とのこと。

つまり「六甲サイダー」に使用されている「神戸ウォーター」、つまり銘水百選・布引の水は、不純物が少なくとても清らかな水なのです。これなら安心して飲めますね。

ちなみにこの「六甲サイダー」は、平成25年度の「五つ星ひょうご」に選ばれたています。

「『五つ星ひょうご』とは、ひょうご五国(摂津・播磨・但馬・丹波・淡路)の豊かな自然や歴史・文化を生かした商品のうち、“地域らしさ”と“創意工夫”とを兼ね備えた逸品を、統一ブランド名『五つ星ひょうご』として全国に発信するもの」(「五つ星ひょうご」ウェブサイトより)

「六甲サイダー」は、ひょうごの豊かな資源を生かした優れた特産品といえるでしょう。

気になる「六甲サイダー」、実際に飲んでみました。
まず感じたのは飲みやすいこと。しっかり炭酸を感じるのに舌は無事です。炭酸がしっかり効き過ぎると舌がよじれてしまうような感覚になってしまうのは、筆者だけでしょうか……。その点で、「六甲サイダー」は飲み続けることができるのでうれしい限りです。


次にお味ですが、甘すぎないのが気に入りました。さわやかでフレッシュ感を味わえるのは、厳選された水で作られているからでしょう。

最後に香りですが、確かにシャンパンらしい香りがします。シャンパンの代わりとまではいかないかもしれませんが、さわやかな風味と味を楽しむことはできます。

バスタイムの後に飲みたくなる炭酸飲料。アルコールについつい手が出てしまうのを、「六甲サイダー」にしてみてください。
量はたっぷりで、よく飲まれる方でも大満足のはずです。

神戸のお土産にとても喜ばれるお品だと思いますよ。
(W.Season/ 編集プロダクション studio woofoo