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クリスピーな食感の揚げコオロギ

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粉塵が飛び舞うなか揚げコオロギを売る家族。生きたコオロギをその場で揚げてくれる店もある

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“美味しいかどうか微妙だけど楽しい”ことをテーマに『世にも微妙なグルメ』を追求している私としては、あまりゲテモノを微妙なグルメのジャンルに入れることはなかった。しかし、カンボジアのコオロギにいたっては、あまりに日常的に住民たちが食べているので、長期滞在しているうちに“ゲテモノ”だの“虫”だのと思わなくなり、普通の食べ物に見えてきた。これを麻痺というのだろうか……。自分のことながら嫌な麻痺である。

カンボジアでは、どの地域でも揚げコオロギが路上で売られているので、「コ、コオロギがムショーに食べたくなってきた~ッ!」という人にとっては天国ともいえる国だ。特に観光客が多いアンコールワット付近の街・シェムリアップの国道沿いには多数のコオロギ屋台があるので、観光に行かれた方は何回か目にしているかもしれない。

私はコオロギの店を「屋台」として紹介しているが、実際のところ屋台というにはあまりにも簡素なつくりである。揚げコオロギを乗せる折りたたみ式テーブル、店員が座るイス。これで終わりなので、屋根もライトも何もない。しかも、コオロギ屋台は深夜に出現することが多く、真っ暗闇のなかで売られている。カンボジアは街灯がないのが当然で、あったとしても薄暗いので、自動車の通りが多い国道沿いなどで売らないと誰も店の存在に気がつかない。そう、自動車のヘッドライトのおかげで屋台の存在を知ることができるのだ。とはいえ、自動車がまき散らす粉塵(ふんじん)がすごいので、揚げコオロギが砂でジャリジャリすることもしばしば。

2008年10月13日 00時00分

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