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忙しい師走に、お手軽なお茶漬けを

2008年12月8日 10時00分

「お茶漬けです」と言って出てくると、戸惑ってしまうこのビジュアル。でもモチモチ感が癖になります。

忘年会をはじめとした、飲み会のシーズンがやってきた。
飲みの締め、もしくは飲んだ日の翌日の朝ご飯に活躍するのはなんといってもお茶漬けだ。

ご飯を使ったお茶漬けも確かに美味しいが、たまにはちょっと変わり種。“あられ茶漬け”なんて、いかがだろう。

「あられ茶漬け」とは、三重県の地元定番の料理のひとつ。文字通り、サクサクのあられをお茶漬けにしてしまう物だという。
材料は塩味のあられと、熱々のお茶(またはお湯)、そして塩少々。どんなあられでも大丈夫だそうなのだが、せっかくだから三重県の田舎あられを使ってみた。

作り方は非常に簡単。あられをお茶椀の8分目まで入れ、そこに塩を少々。さらにその上から熱々のお湯かお茶をかけるだけ。最後に茶碗にふたをして、1分ほど蒸らせば完成だ。

頭では理解していても、目の前にあるのはサクサクのあられ。お湯を注ぐ瞬間に躊躇してしまうが、ふたを取ってみればそこにはフンワリと生まれ変わったあられの姿があった。

あられをお湯につけるとドロドロになるか、それとも油が浮いてくるのでは? と思っていたが、そんな心配はご無用。湯を吸ったあられはふんわり柔らかくなり、食べるとモチっとした食感。さすがは元、お餅といったところか。お湯と出会って前身を思い出したかのようだ。

お湯に浸かりきった部分はモチモチ。さらに浸かりが甘い部分はサクサクのままと、一度に二つの食感も楽しめる。
そしてなぜか、味が染み出したお湯&お茶部分がしみじみと美味しい。香ばしさと風味が湯の中に溶け込んで、最後まで美味しくいただけるのだ。

このあられ茶漬け、他の味付けはないのだろうか。三重県であられ、おかきを販売されている菓匠たばね庵さんに聞いてみたところ、
「醤油味や、塩の代わりに砂糖をかける方法もあります。人によってはこっちが美味しいと言われる方もいますが、シンプルな塩味が良いと思います」
とのことで、スタンダードな食べ方は塩味だそう。

ライター情報: のなかなおみ

いつか山の中に引きこもりたい大阪在住フリーライター。日々、野良猫との遭
遇を楽しみに生きてます。

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