そもそも、どうして13日の金曜日は不吉なのか。「キリストが処刑された日」と思っている人が多いようだが、それはどうも違うらしい。処刑日が金曜日だったことは間違いないようだ。
さて、話は変わるが、暦を調べてみると「13日の金曜日」について、次のことがわかる。
○13日の金曜日は、毎年必ず1回はある。
○13日の金曜日は、どんな時でも、14カ月以内に必ずやってくる。
○13日の金曜日は、どんなに多くても年に3回しかない。
○13日の金曜日が3回ある年は、28年間に4つしかない。
この先の暦を見ると、2009年、2012年、2015年と3年ごとに「13日の金曜日が3回ある年」がやってくるが、その次は2026年までない。さらにその次は2037年になる。かなり不規則な感じがするけれど、これは日付と曜日の関係が28年周期で繰り返されているから(1901~2099年まで)。今年28歳、56歳、84歳になる人は、自分が生まれた年のカレンダーを探してみよう。
ところで、「13日の金曜日」は本当に不吉なのか。外科のドクターに聞いてみた。
「手術の日に当たったりすると、患者さんは気にするけど。でも、僕らは話だけ聞いて、『日程はこちらで決めます』って言っちゃうね」
友引やら仏滅やらと、いわゆる「縁起が悪い日」は他にもたくさんある。とても全ての要望に答えることはできないのだ。
(R&S)