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デジカメ「笑顔認識」でシャッターが押せない人

2009年3月2日 10時00分

この笑顔、認識されるでしょうか?

「笑顔を検出し、シャッターが押せる」というしくみ「スマイルシャッター機能」を搭載したカメラが近年、登場している。

カメラもずいぶん賢く便利になったものだと感心してしまうが、実際、使い手のほうが順応できないというケースもままある。

先日、知人から聞いたのは、こんな話だ。
「パート先の50代のおばちゃんが、最新式のデジカメを購入したの。おばちゃん、カメラのことが全然わからないから、いちばん良いデジカメを店員さんに聞いたところ、『笑顔認識』のできるカメラをすすめられたそうで。50~60代のおばちゃんグループで撮影しようということになったんだけど、何度やってもシャッターが押せないんだって。ちゃんと目をあけてるのに『目を開いてください』みたいなメッセージが出ちゃうんだって(笑)。『これでも目をあけてるのに』って嘆いてたよ」

最新のデジタル機器は、ちゃんと使いこなせる人が使ってこそ意味があるものであって、単に「いちばん高いもの」「いちばん売れてるもの」というだけで買うと、無用の長物になってしまうことが多いのは、デジカメに限った話ではない。
当然、このデジカメも、「正しく使えば」シャッターが切れないなんてことはないわけだけど、それにしても……。おばちゃんたち数人がいて、シャッターが押せない状態って、どうしてなんだろう。

「笑顔」をつくるときのポイントというと、一般的には「口角を上げる」などが挙げられるけど……。
ソニーのお客様相談室に聞いてみると。
「機種にもよりますが、『目をあけてください』などのメッセージが出る場合は、『目つぶり軽減』という機能がオートで入っているのだと思います。これは、目をとじている画像しかとれていない場合、それが記録されないようにする機能です」
最新の「スマイルシャッター」の場合、子どもと大人を判別する機能があったり、年配の方の笑顔が認識できないというわけではない。また、笑顔レベルを自分で設定することもできるそうだが、何も自分で操作していないおばちゃんの場合、ごく一般的基準から「目を開けているのに、『開けてない』ととらえられる事態」になってしまっていたよう。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。
月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

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