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できたてハイネケンを五感で楽しめる場所

2012年1月23日 10時00分 (2012年1月24日 09時55分 更新)

見学後に出された絶品の生ビール。

[拡大写真]

「アムステルダムを訪れたら、まずハイネケン・エクスピリエンスでビールを試飲して、その後コーヒーショップで一息ついたら、ゴッホ美術館へ行け。新たなゴッホと出会えるはずだ」

これはオランダの友人が教えてくれたゴールデンルートである。ここに、いわゆる売春宿である飾り窓を加えるかどうかは、各人で議論が分かれるらしい。しかし彼によれば、これでアムステルダム観光は完璧だそうだ。

その友人が指すハイネケン・エクスピリエンスとはオランダのビール会社、ハイネケン社が運営しているビール博物館である。閉鎖になったビール工場を博物館に改装したもので、ハイネケンの歴史やビールの製造工程などを試飲付きで学ぶことができる。

「とりあえずビール」の習慣もなくなりつつある現代日本。そして今年で平成も24年目。あらためてビールの素晴らしさを再認識するべく、激動の昭和に生まれたライターが、ハイネケン・エクスピリエンスでビールの良さを学んできた。

試飲・試食目当て。これは食品系社会見学の常である。ハイネケン・エクスピリエンスは入場料16ユーロ(約1,560円)でビール2杯付き。早速、「これはお得!」と浮かれながら入口で入場料を支払ったのだが、市内のバーでビールを頼めば5ユーロ以下。日本の場合、工場見学は無料の場所が多いが、ヨーロッパは有料の施設が大半。見学を除けば、どう考えても普通にビールを注文した方が安いのである。ただし、落胆するなかれ。それ以上の楽しさが館内にあった。

まず、様々なメディアを駆使して、ビールができるまでの過程を解説してくれる。屋内遊園地によくあるような、スクリーン映像と部屋が連動した体感型アトラクションまであり、試飲が目当ての人でも「見学も面白いかも」と思わせてくれる。またボトルにメッセージを刻んで、世界に一瓶しかない自分だけのハイネケンを作れる機械もあった。もちろん、ここには愛する……自分の名前を記入。

ライター情報: 加藤亨延

主に週刊誌・月刊誌で海外事情を執筆。取材等での渡航国数は約60ヶ国。比較文化/旅行が、ど真ん中ストライク。ときどき社会/政治。ロンドンでの生活を経て現在パリ在住。英・仏語対応。地球の歩き方「フランス/パリ特派員ブログ」を担当。

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