以前、『みなさんのおかげでした』で石橋貴明が魚眼レンズでどアップに撮影されながら広末涼子のモノマネをしてて、それを不意に目にして爆笑したことがある。あれ以来、「魚眼レンズは面白い」と私には強烈な刷り込みが……。


しかしあれから数年が過ぎ、今では魚眼レンズで気軽に撮影を楽しめるようになった。デジカメがあればOKだ。でも、もっと気軽にならないのか? 例えば、携帯電話で魚眼モードの撮影ができたら最高だなぁ。
……どうやら、できるようです。株式会社エバーグリーンが2月24日から発売している『iPhone用カメラレンズキット』(3種セット)は、その名の通りiPhone4/4S専用のカメラレンズセット。

では、どんなレンズが揃ってるのか? それは私のお気に入り「魚眼」と、「望遠」と「ワイドマクロ」。
iPhone/iPhone4Sでの撮影時、これらのレンズを取り付けるだけで多彩な撮影モードが可能となる。
よくわからない人に、もう一度詳しく説明しようか?
・「魚眼レンズ」……魚が水面下から見たときのような円形に歪んだ景色にすることができる。
・「望遠レンズ」……2倍ズームにすることができる。またiPhone自体のズーム機能と併用すると、より遠くの景色を撮影することができる。
・「ワイドマクロレンズ」……0.68倍のワイドレンズによって通常のレンズでは写らなかった広い範囲が撮影することができる。また前面部分のレンズを外すと、至近距離のマクロ撮影ができる「マクロレンズ」を使用できる。


こりゃ、試してみたいよねぇ? 当然、取り寄せました。
まず第一の登場は、「望遠レンズ」。これをiPhoneに装着してみると……。あぁ、本当だ。これを付けると1段階……、いや2段階……、いや3段階は遠くにある被写体に近寄る事ができる。この状態でiPhone自体のズーム機能を作動させると? おわっ、ここまで来ると、ちょっとしたオペラグラス代わり! かなり遠くまで、バッチリ撮影できちゃいます。
へぇ~、想像以上だな。

続いては、「ワイドマクロレンズ」を……。おぉ~、これもスゴい! 自分が後ろに下がった訳でも、部屋が狭くなった訳でもなく、今までよりも広範囲がレンズに収まってるぞ! これさえあれば、記念撮影時に「すいませーん、もうちょっと右に寄ってください」なんて注文する必要もなくなるのだ。
ではこのまま前面部分のレンズを外し、マクロ撮影にもチャレンジ! きわめて近距離で手相とか見てみると……。もう、顕微鏡みたいです。肉眼ではなかなか見る機会の無かった細かい部分にフォーカスが当たり、まるで昆虫博士になった気分。
こんな距離、レンズ無しで撮ろうとしてもまるでピントが合わないだろう。

そして、待望の「魚眼レンズ」を使っての実験! ……へぇ~、面白いねぇ。潜水艦で海に潜りながら地上の景色を観てるような心境です。
これで、我が家の可愛いフィギュアを撮影してみると……? あら~、なんか妙な迫力! こちら側に迫ってくる感じなんです。アングルに関しては、ドアホン越しに覗いてるような……。このレンズ、工夫すれば面白い写真がたくさん撮れそうだな。


そんな『iPhone用カメラレンズキット』(3種セット)は、同社の直営通販サイト「上海問屋」にて販売されているという。価格は3,999円(税込み)。

これさえあれば、iPhoneを用いてのtwitterやFacebookへの書き込みが、より楽しくなりそうな気がします。とりあえず、この魚眼レンズで新たなアイコンを作ってみようかな……?
(寺西ジャジューカ)