以前、コネタで「京王れーるランド」なる施設へ取材に行ったことがありました。あの時の興奮は、今でも忘れられません……。
いやぁ、電車って本当にいいものですね!“鉄ちゃん”の思いに、少しは近付けたかな? 

さて、前回は京王電鉄について記事にしましたが、今回は「国鉄」です。鉄道模型メーカーの「カツミ」から、かなりフックを効かせたステーショナリーが発表されました。商品名は、ズバリ『国鉄車両色 色鉛筆24色』!
このネーミングで、全てがお判りになりますかね? 国鉄車両指定色からお馴染みの24色をピッアップし、わざわざ色鉛筆にしたというのです。
「当社は65年以上、鉄道模型一筋にやってまいりましたが、今回は『何か、オリジナル商品を開発できないものか?』と社内でアイデアを募集。そして、この色鉛筆を商品化しました」(担当者)
模型以外の鉄道関連商品を発売するのは、同社にとって今回が初の試み。鉄道模型に塗装を施す際、既存の色鉛筆ではイメージ通りにいかないことも、商品開発の一つのきっかけとなったようだ。


しかも、色それぞれの名称が面白い。ぶどう色2号、赤2号、朱色4号、ねずみ1号クリーム色1号……などなど。
「全て、旧国鉄が定めた色になります。例えば『青15号』と原色の青とでは、濃さ薄さなどで明らかに違いがあります」(担当者)
なるほど……。ところで鉄道には、人気が集中する車両ってあるじゃないですか。この商品に関しても、“人気の色”とかあったりします?
「新幹線が好きな方は『青20号』、山手線が好きな方は『黄緑6号』など、人それぞれ思い入れの車両が異なるので、“人気の色”というのは難しいですね……。
ただ今回は、国鉄車両カラーとして代表的な約50色の中から、さらに24色を絞り込み製作しております」(担当者)

強いこだわりを元に形となった、この色鉛筆セット。もちろん鉄道ファンの間で話題をさらっていますが、特にどんな方による購入が多いのでしょう?
「女性のお客様が意外と多く、主にプレゼント用として購入されているみたいです。男性からは『今までにない色鉛筆で話題になる!』『面白い』という声が寄せられました。“子どもが欲しいもの”ではなく、“大人が欲しい、与えたい”商品と言えると思います」(担当者)
また、国鉄時代を知る40代以上の方による反響も大きい模様。ですよね!

そんなこの『国鉄車両色 色鉛筆24色』は、同社の直営店5店舗(目黒店、有楽町店、池袋店、横浜店、大阪店)、および同社直営の「カツミ ONLINE SHOP」、通販サイト等で購入することができます。価格は3,780円(税込み)。


そして、同社ホームページでは、この色鉛筆を買った方々へ向けて、塗り絵素材を提供しているそうです。これをダウンロードしちゃえば、極めて本物に近い色彩の列車を塗り上げることができる。
もう一度言います。 原色の青や赤とは、明らかに異なっています!
(寺西ジャジューカ)