字面だけ見てもいったいどんな味なのか想像もつかない。
――「怪味」とはどんな味なのでしょう?
もともとは四川省発祥の宮廷料理のメニューにある伝統的な中華料理の味で、怪味鶏というメニューが代表的です。味はひと口では説明できない複雑な味で、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の5味に辛味としびれが加わり7種の味が交わっています。
四川料理を調べてみると、怪味とはカイミと読み、中国ではグァイ・ウェイと読む味付けソースのこと。複雑な味というのが「怪」という字に現れているようです。
――「怪味」ソース発売のきっかけは?
業務用ソースとして発売したところ、唐揚げ専門店で使われるようになりました。
――では、ブームの理由はなんでしょう?
特徴的なのはしびれと辛さがくる味です。複雑な味わいですが、しびれという要素があるのが新しいですね。売られているソースはマヨネーズを使ってマイルドにしていますが、お互いがお互いを引き立てる味になっています。
しびれの元は材料に入っている山椒。
商品を展開しているセブン-イレブンへ行ったところ、5軒回っても売り切れ。人気は相当のようです。店によってはふつうの調味料コーナーにおいてあったり、レジ前においてあったり、お惣菜にならべてあったり、とバラバラなのでお店で聞いてみるほうが早いです。
味を試してみると、確かに唐揚げ屋で食べた記憶のある辛いマヨネーズ味。
唐揚げや蒸し鶏はもちろん、ごはん、うどんなどによく合うそう。何にでも合わせられる万能なところがブームとなった理由のひとつなのかもしれません。
この辛さは夏の暑さにもぴったりですね!
(カシハラ@姐御)