超満員！
今まで、コネタではマッチョの動向を執拗に追いかけてきました。
「マッチョバスツアー」に始まり「マッチョカフェ」、「マチョ氷」と、暑苦しい企画ばかりが連発されていたっけか……。
そういえば今年の6月には、所属メンバーがマッチョだけのアイドルグループ「マッチョ29」のデビューイベントの模様もリポートしています。
そして、新展開。マッチョ29が、なんと劇団を旗揚げしました。9月26日、下北沢SHELTERにて「劇団マッチョ」の公演が開催されたのです。
当日、会場に到着すると、そこにはマッチョを心待ちにする長蛇の列が。しかも、ほぼ女性！
超満員！
この異常な期待値に迎えられ幕が開くと、いきなり彼らのデビュー曲「ビバ！ マッチョ」が披露されています。
筋肉の塊が舞台からはみ出さんばかりに前へ前へと突進してくるので、客席からは「近い、近い！」「スゴイ！」と歓喜のため息の連続！
ファンからの視線が熱い。
生徒役を演じるマッチョ
というわけで、いよいよ演劇が始まります。第1部の設定は、学校。ボディ作りにばかり勤しむ生徒に「お前ら、モテなさすぎる」と心配した先生が女性講師（元SDN48のなちゅ）を招き、ギャルの定義を叩き込んでくれる……というあらすじです。
しかし、そこは彼ら。女性講師を相手に、唐突に「肉の壁」（周囲360度をマッチョが囲み、いろんなポーズをとってあげるプレイ）が行われたり、至るところに筋肉が散りばめられていました。
DDT・高木三四郎と試合するマッチョ
さぁ、続いて第2部。唐突にリングアナウンサーが現れ、選手の呼びこみが行われました。まずは、劇団メンバーの41歳 マッチョ・マイケルズ選手が入場！ 続いて現れたのは、DDTプロレスの大社長・高木三四郎選手！ 客席からは「本物だ……」「信じられない！」と感嘆の歓声が巻き起こります。
そして、何の説明もないままにゴングが鳴った。唐突に、舞台上でプロレスが展開されました。
もちろん、客席にも行く。高木社長が「場外乱闘、行くぞー！」と雄叫びを上げながらマイケルズを舞台から放り投げ、2人の闘いをお客さんが囲んで見守る様相です。フロア上でトラースキックとかスタナーとかスラムとか、そのあまりの遠慮の無さにDDTイズムを見ましたよ。
「一緒に食事してたら、高木社長が『出る！』って言ってくれたんです」（劇団マッチョ・プロデューサーの鈴木秀尚氏）
よく考えたら高木社長、下北沢に凱旋じゃないですか。
生卵を一気飲みするマッチョ
そして、第三部。この時の演目は、会社員の悲哀がテーマ。スーツ姿の団員が舞台に現れるや、客席の女性たちからは「カッコいいー！」「やば～い！」と、歓喜の溜息の続出！
「日本の人口の大部分がマッチョになった時代」という設定らしく、よく見るとシャツは襟しかなくて、あとは地肌にネクタイにジャケット。これ、どんなビジネスウエアだよ……。ジャケットを脱ぐと、こんな感じです。
このマッチョ会社員たちが上司にドヤされ、肩を落としながら居酒屋に入り、「とりあえず、生！」とオーダーしたら、たんまり生卵が注がれたジョッキが運ばれてくるというオチ。これをグビグビ飲み干すと、またもや客席からは「スゴーイ！」という歓声が。
また、「日焼けする我々には肌の保湿が大事。保湿には生卵が効く」と額に生卵をぶつけ、ファンは大爆笑！
実はこの演目は、団員であるコアラ小嵐が自ら脚本を担当したそうです。
『情熱大陸』みたいなマッチョ
第4部は、団員の一日に密着したVTRを鑑賞する「マチョ熱大陸」のコーナー。今回の主役は、マスク・ド・ISHIIさんでした。
VTRをマジマジと見つめる団員たち。
これから毎月、下北沢でマッチョの演劇が観られる！
……とあまりにも盛り沢山となった今回でしたが、なんと「劇団マッチョ」の公演はこれから毎月開催されていくとのこと。団員のマッチョを引き立てるコスプレ劇も考えられているらしく、「次回は何が観たいですか？」と団員が質問するや、客席からは「消防士！」「セーラー服！」「袴！」「ナース服！」と自由すぎるリクエストが続々と！ 期待しましょう。
最後は記念撮影会＆サイン会が開催され、その昂ぶりは最高潮に！
そして、大ニュースです。マッチョ29のファンクラブ「プロテイン」発足が発表されました。
「マッチョバスツアーのVIP席を優先的に購入できたり、特典はいろいろと考えています」（プロデューサーの鈴木秀尚氏）
彼ら、どうやら本気で「紅白歌合戦」や「日本武道館」への進出を狙っているようですよ。
（寺西ジャジューカ）
