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花粉症は「日本だけ」って本当なの?

2016年1月29日 10時00分
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戦後に植えられたスギが切り取られる時期は、日本は高度経済成長期となっていた。建築技法の変化や、安い海外産の木材の流入により、国産スギの価格が下落。そのため、需要がないとして放置されるスギ林が増え、樹齢30年を超えたスギが花粉を飛散させるようになったのだ。

スギ花粉が初めて確認されたのは1964(昭和39)年。東京オリンピックの年である。場所は栃木県日光市であった。それまでは花粉症のような症状があっても原因は特定されていなかった。人類の長い歴史から見れば、スギ花粉症はつい最近発見されたばかりの現代的な病気なのだ。

スギ花粉は樹齢50年ごろまで飛び続けると言われている。専門家の分析によれば、西暦2030~50年頃までは、スギ花粉の大量飛散は続くと見られる。東京都などは、無花粉のスギ・ヒノキの植え替えを進めているものの、新たに木を植えたとしても買い手がつかないため、事業が進んでいないのが実情だ。少なくともあと15年は辛抱する必要があるのは、なんとも辛い。

花粉症の原因となるアレルゲンは、春はスギのほかヒノキ、シラカンバ、春から秋にかけてはホソムギ、ナガハグサなどイネ科の植物、秋にはブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど数多く存在する。場合によっては1年中花粉症状態という人もいる。

これらの植物は海外にも存在する。ただし、スギがない場所へ行けば、少しは花粉症がやわらぐのは事実。お隣の韓国や台湾にもスギ花粉症は存在しない。
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