巷のB級ニュース“小”ネタを毎日配信!

テロが起きてもゆるい警備 パリは危険な街なのか? 

2016年2月12日 10時00分

ライター情報:加藤亨延

このエントリーをはてなブックマークに追加
フランスは常にのんびりしている。2015年11月13日、パリ市内および近郊で同時多発テロが発生した。多くの市民が死傷し、特に市内バタクラン劇場ではおびただしい死傷者が出た。事件を受け、オランド仏大統領は非常事態宣言を発令。警察権限の強化などが行われた。



これらニュースを日本から見ていると、フランスはとんでもなく危険な場所に変貌してしまったかのように思える。テロから数ヶ月経った今も、「パリで暮らして大丈夫ですか? 」という連絡をもらうことが、しばしばある。確かに普段、定期的にパリの情報が入ってくるわけでもないお茶の間に、連日テロの報道が流れれば、「パリはなんと危険な街になったのか」という印象を与えてしまうだろう。

もちろんテロ直後は市民の間にも不安が渦巻いていた。周囲の日本人でも、親の勧めで学業半ばに帰国を決めた学生はいたし、会社から派遣されている駐在員の中には、妻と子供を先に日本に返した人もいた。観光客は一気に減り、普段予約が取れないレストランも簡単に予約が取れるようになった。明らかにパリの街は沈み、一気に出歩く人が減った。しかし、今も人の数に若干の名残はあるものの、いつでもパリは(少し皮肉を込めて)マイペースである。



実際、これだけの出来事があったにもかかわらず、警備がゆるい。例えば2015年のクリスマス。市内ノートルダム大聖堂で行われたミサは、テロ直後の厳戒態勢ということもあり、建物の入場には、普段は行われていない金属探知機による検査が行われた。
関連キーワード

ライター情報: 加藤亨延

主に週刊誌・月刊誌で海外事情を執筆。取材等での渡航国数は約60カ国。比較文化/旅行が、ど真ん中ストライク。ときどき社会/政治。ロンドンでの生活を経て現在パリ在住。

URL:http://tokuhain.arukikata.co.jp/paris/

注目の商品