参議院議員・福島みずほが8月27日、映画『シン・ゴジラ』の感想を自身のTwitterに投稿。物語の内容から自身の政策である「反原発」についての話を展開した。
政治家の発言だけあって様々な反応が見られたが、「ネタバレが含まれている」と思わぬ角度からの批判が。そこから「ネタバレ」の可否についての議論がTwitter上で巻き起こった。

ネタバレはダメ! 否定派が怒りのツイート


当該ツイートには、映画内で日本や世界が『シン・ゴジラ』に対抗する計画の1つが書かれており、「映画は公開が終わるまでネタバレしないというのは暗黙のルールかと」とさっそく指摘がはいる。しかしその指摘を見た他のユーザーが「そんなルールはないです」と反論。すると「ルール」という部分が気になった他ユーザーから「『暗黙の』と付け加えてるじゃないですか?」とすぐさま反論が書き込まれる。ここから多くのユーザーを巻き込んでのネタバレ議論が繰り広げられることに。



ネタバレ否定派は、「せめて公開終了までは核心に迫る事は言うべきではないでしょう。見せる側が驚いてほしい部分な訳ですし、あくまで『できるだけ』ってのが暗黙のルールではないかと思います」と、ルールではなく常識やマナーの範囲内の話だと主張。また、福島議員のツイートの問題点は「ネタバレ注意」等の注意書きがないことだとも指摘し、共感を集めている。

だけど強制はできないネタバレ否定


一方で、ネタバレをするべきではないと意見を押し付ける人々に対して、違和感を表明するユーザーも。「私はネタバレ推進派ではありません」と前置きしながらも「ネタバレをしている人にネタバレをするなと強いるのはどんな理由でもおかしい」とツイート。これに同意する声もあるものの、国会議員の公式アカウントということもあり、その影響力の強さを自覚し、ネタバレは控えるべきだという声が少なくない。「ネタバレが嫌なら公開初日に観るかネットやめろ」という声もあるように、今の世の中ではネタバレ情報を完全に遮断することは難しい。ネタバレ禁止をどこまで徹底するかの議論は続きそうだ。