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「ダメ。ゼッタイ」はダメ 薬物報道の最新事情

2017年1月30日 11時53分 ライター情報:鶴賀太郎
スポーツ選手、歌手、俳優――昨年は様々な有名人の薬物使用が話題となって報道されました。違法な薬物使用は本人の健康や社会生活に多大なる影響を及ぼすのみならず、家族や周囲への被害も甚大で、手を出すべきではありません。
しかし、現在の薬物問題をめぐるメディア報道のあり方が果たして問題の改善に結びつくものなのか、という疑問の声が上がり始めています。


ラジオ番組がきっかけで「薬物報道ガイドライン」を策定


薬物報道の現状に対して、ラジオ番組で問題提起したのが評論家の荻上チキ氏。TBSラジオ「Session-22」のパーソナリティを務める荻上氏は、国立精神・神経資料研究センターの松本俊彦氏、薬物依存症リハビリ施設ダルク女性ハウス代表の上岡陽江氏、ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏とともに「薬物報道ガイドライン」を作成、明日(1月31日)記者発表をすることも決まっています。
今回薬物報道ガイドラインを提唱したメンバー。左から荻上チキ氏、上岡陽江氏、田中紀子氏、松本俊彦氏。

実はこのガイドライン策定、ラジオ番組の生放送での会話がきっかけで生まれたものでした。昨年の12月、ある芸能人の薬物使用に関するニュースを伝えた際、荻上氏と松本氏が薬物報道の問題点について触れ、「是非薬物報道に関するガイドラインを作りましょう!」と盛り上がり作ることになったのです。これを受け今年の1月17日にTBSラジオ「荻上チキのSession-22」の中で「薬物報道ガイドラインを作ろう!」という特集タイトルの番組が放送され、その中で議論されたものを世に出すことになったのです。
※「薬物報道ガイドライン」の全文と、放送中に交わされた議論の書き起こしはこちら


白い粉や注射器の映像を流すことも危険


では、現在の薬物報道の一体どこに問題があるのでしょうか?
番組中で松本氏は「薬物依存症というのはれっきとして精神疾患、医学的な疾患」であるにも関わらず「どうしても糾弾する、あるいは晒し者にする、というイメージが強い」と指摘。
また上岡氏は、薬物報道が増えると状態が悪くなるリハビリ中の患者が増えるとし、テレビに白い粉や注射器の映像を流すことの危険性などを指摘しています。

違法薬物の使用を防ぎ、よくないものはよくないときちんと伝えなけれいけない一方、依存症という「病気」としての面もきちんと報道していくことにどうやらポイントがあるようです。では、今回のガイドラインによって、薬物報道はどのように変わっていくのでしょうか?
ガイドライン作成の過程を生放送したラジオ番組「Session-22」の番組プロデューサー、TBSラジオの長谷川裕氏にお話を伺いました。

ライター情報: 鶴賀太郎

ライター/ウェビナーコーチ。
国内外の著者、映画監督、経営者インタビューを得意とする。オンラインマーケターとして、ウェビナー(ウェブ+セミナー)を活用したビジネス構築もコーチ。

URL:ウェビナー

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