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フランスで「仏大統領選にオバマ氏擁立」運動 週35時間勤務でオファー

2017年3月10日 11時40分 ライター情報:加藤亨延
史上初めて米大統領から仏大統領への鞍替えが起きるかもしれない。4月に始まる仏大統領選挙。そこでフランスの一部から、仏大統領にオバマ前米大統領をという声が上がっている。


オバマ出馬、いいんじゃない?

 
パリ市内北部、大統領選を1カ月半後に控えた街中には、「オバマ17」と書かれたポスターが貼られていた。ポスターには、オバマ前米大統領が選挙戦のときに繰り返したフレーズ「Yes we can(イエス・ウィー・キャン)」を仏語にした「Oui on peut(ウイ・オン・プ)」の文字。道ゆく人は、この不思議なポスターを興味深げに見たり、写真に収めたりしていた。どう思うか問いかけると「素晴らしい考えだ」と笑う。

このオバマ擁立キャンペーンを展開するのは、フランスのとある団体。目標は3月15日までに100万人の署名を集め、オバマ米前大統領に出馬の説得をすることだ。

同団体は「オバマ氏の経歴は世界の中でも仏大統領の仕事に最適だ」とホームページ上で主張する。「極右へ大量の票が投じられようとしている今のフランスにおいて、外国人の仏大統領を選ぶことで、全世界に対し民主主義の教えを伝えることができる」と訴える。この記事を書いている時点で約5万人分が集まった。


適任者がいない仏大統領選


もちろん同キャンペーンは冗談だ。真面目にとらえるフランス人はいない。制度上も不可能だ。しかし冗談だと分かっていても、それに賛同してしまうほど、フランス人にとって今回の大統領選は悩ましい。

続く不景気と10%前後に停滞する失業率、テロへの不安、現オランド政権がはっきりとした結果を出せていない現状に対する不満がたまっている。このような中、国家主義・保護主義色の強い極右政党・国民戦線ルペン党首が、今までになく支持を集めている。一方で本来、中道右派の受け皿となるべき共和党フィヨン元首相は、妻の不正給与疑惑により日々イメージは失墜中。スキャンダル続きのため候補から下りるのではとの噂も流れる。左派陣営の統一候補、社会党アモン前教育相も世論調査では低迷している。独立系候補のマクロン前経済相の人気は、当初と比べて高まっているが依然決め手に欠く。
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ライター情報: 加藤亨延

ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。主な取材テーマは比較文化、および社会、政治。取材等での渡航国数は約60カ国。ロンドンでの生活を経て現在パリ在住。『地球の歩き方』フランス/パリ特派員ブログ

URL:http://tokuhain.arukikata.co.jp/paris/

コメント 2

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    フランス人の自虐的ネタ、いいね。

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    小浜市民ももうこのネタやめたら?

    0
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