家事代行サービスの人は密かにこんなところにやりがいを感じていた!
写真はイメージ

女性活用が進めば、共働き世帯も増える。そこで手薄になりがちな家事をサポートすることから、注目を集めている「家事代行サービス」。
その家事代行サービスで働く人は、どんなことを「やりがい」に感じているのか。知られざるその胸の内を聞いてみた。

家事代行の仕事のやりがいランキングベスト3


家事代行サービスの人は密かにこんなところにやりがいを感じていた!
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今回、話を聞かせてくれたのは、宅配クリーニングと家事代行サービスを提供する「KAJITAKU(カジタク)」のスタッフさんで、家事代行サービスの仕事に就いて4年ほどの女性。
そんなスタッフさんに、家事代行サービスの仕事をする中で、やりがいをランキング形式でベスト3を教えてもらった。

第1位「人のために働くことができ、感謝されること」
「家事の中でもお掃除は、制限時間内に仕上げなければいけないため、重労働といえます。ただ、お客様のプライベートな空間に入り、感謝のお言葉をいただき、お役に立てていると感じられることは、他の職業にはないことかと思います」

第2位「家事のスキルが上がる」
「はじめは自宅の家事でも普通に時間がかかっていましたが、この仕事をはじめてからは、自宅での家事が短時間でパパッとこなせるようになりました。家事スキルが上がったことは、何より嬉しいことです」

第3位「家電に詳しくなる」
「いつお客様が家電を買い替えるとおっしゃるかわからないので、良いものをおすすめするために時々、家電量販店で調べています。
流行などはネットでも調べられますが、実際触ってみないとわからないので、店に赴くようにしています。そうしていると、程々に家電に詳しくなります」


家事代行サービスのスタッフが感じる密かな喜び


続いて、実際に仕事をしている人にしか分からない喜びや感動はどんなことかと尋ねたところ、女性スタッフさんからは次のような答えが返ってきた。

「家族ではないのに、家族の一員として信頼していただいていると感じるときです。
先日、イギリスへ引越しされたお客様が、日本にお戻りになられたとき、当時1歳だったお子様が4歳となり、もう忘れているだろうと思っていたら、私の顔を見て抱っこを求められたときは、本当に嬉しかったです」

ただ家事を代行するだけでなく、プライベートに入り込む仕事であるがゆえに得られるハートウォーミングな交流。これこそ、家事代行の仕事の最大の魅力といえるのかもしれない。
もし将来、頼む機会があれば、ちょっと覚えておきたい。

(石原亜香利)

取材協力
家事の宅配 カジタク