定番カップ麺“カップヌードル”の人気味を聞いてみた!
やっぱり一番人気は「レギュラー」。お話を聞いているだけで、ついつい食べたくなってしまいます
気がつくと、ふとカップ麺を食べている時がある。時間がないわけでもなく、お金がないわけでもない。
ただカップ麺が食べたくて食べているのである。まさに現代人の生活に欠かせないアイテムと言っても過言ではないだろう。その中でも、日本人の定番といえばやっぱり「カップヌードル」という方も多いのではないでしょうか。ご存知世界初のカップ麺として誕生し、今では日本のみならず世界中の人々に愛されている“キングオブカップ麺”。では、果たしてこのカップヌードルの中で人気なのは何味なのでしょうか? ということで今回は、そんな定番の定番に迫るべく、カップヌードルの人気味を日清食品さんに聞いてみました。

まずは、カップヌードルの味をおさらい。
現在レギュラーサイズで販売されているのは「レギュラー」「カレー」「シーフード」「しお」「キムチ」「欧風チーズカレー」「チリトマト」の7種類との事。もっといろんな味があるのかな、とイメージしていたのですが、常時販売されているのは限られているそうです(自動販売機専用、ビッグサイズなどは除きます)。
果たしてこの中で人気があるのは何味なのか? 早速、聞いてみました(以下のランキングは、販売数による結果)。

まず3位は「カレー」。カレーは、ラーメンと並び日本人の国民食とも呼べる定番の味。そんなイメージからか、期待を裏切らないカレー味は、安定した売り上げで堂々の3位ランクインです。


続いて2位は「シーフード」。こちらも昔からあるオーソドックスな味ですが、特に女性からの人気が高いとか。僕自身、一番好きな味だったので、できれば一位であってほしかった……。そんな超個人的意見はさておき、まろやかで濃厚なスープが人気の秘密でしょうか? 食べたら癖になる海の香りがたまりません。

そして栄えある人気1位は「レギュラー」。さすが元祖カップヌードル。
こちらに関しては、もう完全なイメージの問題で、カップ麺=カップヌードル、そしてカップヌードル=レギュラーという発想から生まれる結果。特に、40代50代は初めて出合ったカップ麺がこの「レギュラー」で、共に育ってきた世代。いつになっても、懐かしさからこの味に“帰ってくる”のだそうです。ちなみに「レギュラー」の1位は、発売された時からずっと変わっていない不動の順位だとか。味も全く変わっていないそうです。

ということで、いかがでしたでしょうか「カップヌードルの人気味」。
今では日本だけでなく世界中で愛され、なんとブランド全体の販売数を累計すると200億食にもなるとか。さらに世界各国で味や麺の形が異なるそうです。アメリカではチキンスープがベースで、フォークで食べやすいよう短い麺。ヨーロッパでは、パスタ風の麺をクリームタイプのスープに絡めて食べるそう。そしてインドでは、宗教上の理由からポークやビーフの味はなく、スープのないタイプが主流……などなど、カップヌードルにも各国のお国柄が出ているんですね。

担当の方からお話を聞いているうちにまたもや食べたくなってくる、カップヌードルにはそんな不思議な魅力があります。
ちなみにカップヌードルは、今年で35周年! それを記念して、「カップヌードル 夏の辛口スパイシーチリ」が7月3日から発売中です。もしも35年前にカップヌードルが生まれていなければ、一体どんな食生活になっていたのでしょうか? それだけ偉大な、そして日本が誇れる発明品。あなたは何味が好きですか?
(木南広明)