あの基準に迫る 24時間営業のお店には24時間いてもいいのか?
24時間営業のお店には24時間いてもいいのか? (写真はイメージ)
ファーストフード店、ファミリーレストラン、コンビニ……。世の中に数多く存在する24時間営業のお店。

こうやって考えてみると、食欲や物欲などほとんどの欲望を24時間満たせる時代になっている。世の中便利になったもんだ。

しかし、以前から24時間営業のお店に対してこんな疑問を抱いていた。それは、24時間のお店は何時間いても許されるのか?
ということ。そこに厳密なルールは存在するのか? 思いきって聞いてみた。

まずは、某24時間営業の飲食店A。
きっと誰でも入ったことがあるお店です。こちらの場合はどうなのだろうか?

「特別、時間制限というのは設けていません。ただ、それは前例がないという事で、当店の場合、お客様はだいたい10分前後で帰られる場合がほとんどです。混雑時の場合など、お待ちのお客様がいらっしゃる場合は、明らかに食後で長居する方に対してはお声かけ可能性もあります。」

今のところ長居しようとチャレンジする人はいない様子。基本的に時間制限はないので、何時間いてもOKとのことだが24時間いるとなると、間違いなくランチタイムなど混雑時を挟むので難しいだろう。

続いて、某24時間営業のファミリーレストランBにも聞いてみた。


「お客様の良識にお任せしますが、ランチタイムなどに長居するのは困りますね。今までに実際そのようなケースはないので、時間制限などは設けてないのですが、明らかに他のお客様にご迷惑になる行為と判断した場合はお声かけさせて頂く可能性もあります」

ちなみに他のお客様の迷惑になる行為とは「大声で電話する」など、他人を不快にする行為のことらしい。こちらも前例がないため、時間制限はなかった。

伺った内容をまとめてみると「24時間営業のお店に24時間いること」はルール的には可能だが、24時間あれば必ずランチタイムなどの混雑時があるので物理的に不可能といったところか。厳密に言うと、お昼の時間帯に勉強している学生なども迷惑なのは間違いない。

たとえお店の方が優しくて声をかけてこなくても、明らかに迷惑になっているので、「24時間営業のお店で24時間過ごそうかなぁ」などと考えているあなた、それは絶対にやめましょう。

(木南広明)