パソコンを長時間使用していると、とても疲れませんか。
とくに、読書などと比べてはるかに目が疲れるように思う。
この疲れの原因は何か。そして、どうすればこの疲れを軽減できるのか。

まず、疲れの原因とは。EIZOブランドのモニターメーカー、ナナオによると、
「パソコン画面が明るすぎるというものがあります。明るすぎる光を見続けると目に負担がかかるようです」
モニター自体の明るすぎが原因。だが、それだけではないという。

「室内の照明の明るさに対して、モニターが暗すぎても目の負担になります。これは明るいところと暗いところを見るたびに、目の中での明るさ調節が必要で、この頻度が多くなると疲れにつながるのではないかと考えています」
室内照明も影響しているとは。照明は明るいほうがいいとは必ずしもいえないのですね。

ほかにも原因は考えられる。
「作業中は近距離を注視し続けるので、目の筋肉が緊張状態にあります。この状態が一定時間を超えると疲れて機能低下を招くようです」
さらに、疲労以外の弊害もある。
パソコン画面の位置が目線より上にあり、見上げるような格好になっていると上目使いになる。すると眼球の空気への露出面が増えるため、ドライアイの症状になりやすくなるそうだ。

では、パソコン疲労対策とは。
・画面の明るさを下げる。
・画面の位置や自分の姿勢を調整する。
・定期的に作業を止めてリフレッシュする。

の3つだ。
明るさ調整のときのポイントとして、画面の横に白い紙を並べ、その紙の白さ(明るさ)を目安にして画面の輝度を同じくらいに調節すると、室内の明るさと画面の明るさの差が少なくなる。ちなみに、同社モニターは「外光センサー」を搭載し、周りの明るさに対して画面輝度を常に最適に保つ機能がある。

位置調整では、視線が画面上端の高さに正面でまっすぐになるか、少し下がるくらいにする。画面との距離は40~50センチくらいにして、画面に外光や照明の光が映りこまないように画面の角度も調整する。調整には高さが変えられるスタンド付きのモニターが便利だ。


最後にリフレッシュ方法は、連続作業時間を60分以内にして10~15分の作業休止を入れる。休止中はパソコン以外の作業をしたり、遠くを見たり、ゆっくり瞬きをする。また、席を立って歩いたり、水分補給をすると心身のリセットにもなる。

以上、疲れの原因から対策までざっと説明したが、詳細は「今すぐ出来る!疲れ目対策講座」(EIZOサイト内)を参照のこと。
ちなみに、筆者もパソコン使用で肩こりがひどい。たぶん目の疲労からきていると思うので、実践してみたいです。

(羽石竜示)

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