普通のデジカメに飽きた人へ。また、個性的なフォルムに憧れているユーザーへ。
こんなカメラはいかがだろう――それは、ドーナツ!?

「GEANEE ドーナツカメラ」(PREMIUM GEAR販売)という美味しそうな名前のトイデジカメがある。外見だけでなく、正方形の写真が撮れること、5種類の個性的なカラーモード(クラッシック、レッド、グリーン、ブルー、ハードクロム)を搭載していることなども特徴で、そのコンパクトさと操作性のシンプルさはまさに街角で気軽にスナップ写真を撮るのに最適だ。また、キーチェインが付いているので、カバンなどにぶら下げて持ち歩くことができる。画像データはすべてマイクロSDカードに保存、リチウムイオン電池内蔵で、充電には付属のUSBケーブルを使用する。

手触りもいい。ドーナツのようにふにゃふにゃとした感触で、思わず噛り付きたくなる。
早速、某ドーナツ店に持っていって本物のドーナツと比べてみたが、まったく違いがないほどそっくりだったので、思わずその写真を撮ってしまった。店を出た後、上着のポケットにしまい込み、街中をブラブラ歩きながらときどきドーナツカメラを取り出して撮影した。すると、途中で重大なことに気づいた。それは、「マイクロSD入ってないじゃん!」
どうしようか慌てていたら、ふとケータイに入っているマイクロSDをカメラに入れ替えることを思いついた。「よかった、よかった」

撮り方を一応説明しておくと、カメラの裏側に電源兼モード切替ボタンとシャッターボタンがあり、電源、モード確認は小さなモノクロ液晶で確認する。ふつうのデジカメのように画像確認用の液晶はないので、ファインダーを覗いて被写体を確認しシャッターを押す。
そのファインダーだが、なんとドーナツの真ん中に空いている穴なのである。これにはちょっと驚いた!?

だが、慣れるとそれほど違和感なくドーナツ穴から被写体を捉えられるようになった。軽いし、出来上がった画像も個性的なおもしろい写真になっており、ふつうのデジカメで撮る以外の変わった楽しみ方ができるのがうれしい。うーん、やっぱりトイデジはなかなかおもしろい。

なお、持ち歩いていて小腹がすいたとき、同製品に噛り付かないように――食べ物のようで食べ物ではありませんので。
(羽石竜示)

GLOBAL・DCでも同製品の取り扱いあり
http://www.gdc-japan.com/