街中を歩くと、いろいろなデザインのTシャツを着た人たちに出会う。地味なものからカラフルなもの、文字がたくさん書いてあるものもあれば、絵しか描いてないものまで。
そんな中、光で文字やイラストを書いたりできるTシャツが現れた。一体どんなものなのか?

その名も、『光るボディペイントTシャツ』(Hamee)。蓄光繊維で作られており、UVライトを当てると妖しく緑色に発光する。紫外線(UV)を発する『キーリング付きUV-LEDミニライト』が付属しており、それを使って胸でも腕でも背中でも、シャツ全体に「光をつかったお絵描き」が可能だという。サイズはS、M、L、XL、洗濯機での洗濯も可能。

こういう変なものは、つい質問したくなる。
そこで、同製品を販売するHameeに聞いてみた。
まず、そもそもどんなシチュエーションで楽しめるのか。

「光が気になって寄ってきた人にUVライトを渡すことで“楽しさを共有”できるので、新しいもの好き・光る物好き・変わったモノを好きな人が集まる暗い場所でならどこでも活躍できます」
「例えば夏の夜の砂浜、花火大会やキャンプなどの夜のイベント、ライブハウスなど暗くても人が集まる場所などは絶好の場所だと思います」
「怪しい緑色にかなりハッキリ光るので大変注目を浴びれます(笑)。僕個人的には是非女の子と一緒にお絵かきごっこして遊びたいとおもいます。書いても書かれてもすっごい楽しい!! はずです(完全なる独り身なので、実体験ではないのですが)」

ところで、付属のUVミニライト以外で文字が書けたり、光らせることができる方法はあるか。
「同製品は紫外線の中でも、可視光に近い近紫外線域の光に強く反応します。
絵や文字を描くためにはUV-LEDを使った手のひらサイズのブラックライトがお勧めです。また、いくつかの紫外線ライトで試したうち、蛍光灯型のブラックライトは照射範囲が広いのでシャツ全体が緑色に光ります」

「UV-LEDを使ったライトのうち、3-9個のUV-LEDを搭載した多灯タイプは光量が強いので極太のラインがかけますが、それに比べ単灯のタイプは、細い線だけでなくTシャツから少しばかり浮かせるように描くと太い線も書けるのでより最適かと思います。付属のUVミニライトはこのタイプです」

「それと、単灯のライトの中でも、ペン型のものが最も書きやすいです。ただし“ボタンを押すともう一度押すまで光り続けるタイプ”のものは、複雑な漢字などを書く際に繰り返しボタンを押さないといけないので不便です。なので、『ボタンを押している間だけ光る』『ペン形状のUV-LEDライト』が一番使いやすいです」
「ボタンの特性を明記している製品は少なく、探すのが少し大変なのですが、偶然にもこのタイプのUV-LEDペンを取り扱えることが分かったので同時に発売します。ぜひ試してみて下さい」

最後に、洗濯機で洗うとき、、乾かすとき、保管の際の注意点は。

「洗濯機で洗う場合は“手洗いコース”などの優しく洗うモードでお願いします。手洗い・洗濯機によらず、温水での洗浄は寿命を縮めるため避けて下さい。干す際は直射日光を避け、日陰乾しでお願いします。乾いたTシャツは通常の衣類と同じように畳んで衣装棚に収納できます。耐久性に関しては普通のプリントシャツと同等程度です」

今夏、暗い場所で光るペインティング――大いに盛り上がりそうだ。
(羽石竜示)