トヨタのハイブリッドでは3人乗りにリチウムイオンバッテリーを初搭載したプリウスαは、2列シートの5人乗り(ニッケル水素バッテリー)と3列シートの7人乗りを設定し、ミニバンよりも低めの全高とヒンジ式(スイング式)ドアによるステーションワゴン的なモデルです。

今回のマイナーチェンジでは、まず大きく変わったフロントマスクが目を惹きます。

「開口部を強調したダークグレーメタリックのアンダーグリルとLEDクリアランスランプが、個性的かつ精悍な顔つきを演出している」とのこと、SAIやカムリのようにフェイスリフトでスポーティイメージを高めるのが狙いでしょう。

装備面では、車線の逸脱を検知・警告する「レーンディパーチャーアラート(LDA)」、夜間走行時にハイビームとロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム(AHB)」の新設定もちろん注目ですが、世界初となる「Bi-Beam(バイビーム)LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)」が注目点です。

「Bi-Beam(バイビーム)LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)」は、1灯の光源でロービームとハイビームの切り替え可能な「Bi-Beam LED」ヘッドランプを搭載し、先進性を強調するほか、省電力にも寄与するもの。

さらに、「レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)」と、最大60km/h減速する「プリクラッシュブレーキアシスト」、最大30km/h減速する「プリクラッシュブレーキ(自動ブレーキ)」などからなる「プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)」をセットにした安全装備もオプション設定しています。

ボディカラーも新色4色(アティチュードブラックマイカ、ダークシェリーマイカメタリック、オレンジメタリック、スーパーレッドV)を含む、全9色を設定するなどリフレッシュ。

また、インテリアでは、幾何学柄を用いたピアノブラック塗装のセンタークラスターに加えて、合成皮革とファブリックを用いたシート表皮、合成皮革のアームレストを採用し、上質感を演出しています。

さらに、マルチインフォメーションディスプレイ(4.2インチTFTカラー)を標準装備して、視認性とともに質感をより向上しているのも朗報です。内装色には、室内色とシート表皮にブラックとグレージュの2色を設定。

価格帯は「S Lセレクション(5人乗り)」の247万9091万円~「G ツーリングセレクション(7人乗り)」の338万4327円です。

(塚田勝弘)

画像付き元記事はこちら:新型トヨタ・プリウスαの世界初「Bi-Beam(バイビーム)LEDヘッドランプ」とは?(http://clicccar.com/2014/11/18/278453/)