2009年5月25日 22時39分
北朝鮮の核実験、中国が強烈非難「国際社会を無視した」
中国政府・外交部は25日、「朝鮮民主主義人民共和国が国際社会の普遍的な反対を無視し、再び核実験を行ったことに対して、中国政府は断固として反対する」との声明を発表した。
中国政府の声明文は、北朝鮮に対してこれまでにない強い調子のもの。形式も、北朝鮮が問題行動を起こした直後の通例になっていた「広報官談話」でなく、一段と格が高い「外交部声明」とした。中国政府の強い不満をあらわしたものだ。
声明は、朝鮮半島の非核化や核拡散への反対、北東アジアの安定は「中国政府の動かぬ立場」と主張。北朝鮮に対して「非核化の約束と、事態を一層悪化する可能性がある行動を停止し、六カ国協議の席に戻ること」を、「強烈に要求する」と、強い言葉で述べた。
北朝鮮は、中国の経済援助などなしには、国家運営そのものが相当に困難とされる。しかし、1990年代から両国の思惑には、ずれが目立つようになっていた。中国がこれまで、北朝鮮を配慮する言動を続けてきた理由としては◆自国の影響力をアピールし、対米外交のカードのひとつとする◆仮に北朝鮮が崩壊した場合、米軍が中朝国境まで進出する、中国として容認できない事態の可能性を排除できない――などが挙げられた。
中国政府の「腹の中」には朝鮮戦争などを通じて築かれたと強調してきた「血で築かれた友情」などは消え、両国ともに自らの国益のために友好関係を示す、「見せかけの連帯だ」との指摘もある。
中国の知識人からは、2000年ごろから、「北朝鮮に肩入れしすぎると、カンボジアの二の舞いになる」などの意見も聞かれるようになった。極左主義だった同国のポル・ポト派を支持しつづけたために、中国は外交面で大きなマイナスを背負ったとの認識にもとづく見方だ。(編集担当:如月隼人)
【関連記事・情報】
・北朝鮮が核実験「自衛のため」−国連決議、公然無視(2009/05/25)
・北朝鮮「核実験」でソウル総合指数が3.97%の急落(2009/05/25)
・北朝鮮地対空ミサイルも発射−射程130km短距離型(2009/05/25)
・マイクロソフト:北朝鮮などで「メッセンジャー」停止(2009/05/25)
・金正日(キム・ジョンイル) - サーチナ・イメージ検索。5月25日現在631件
中国政府の声明文は、北朝鮮に対してこれまでにない強い調子のもの。形式も、北朝鮮が問題行動を起こした直後の通例になっていた「広報官談話」でなく、一段と格が高い「外交部声明」とした。中国政府の強い不満をあらわしたものだ。
声明は、朝鮮半島の非核化や核拡散への反対、北東アジアの安定は「中国政府の動かぬ立場」と主張。北朝鮮に対して「非核化の約束と、事態を一層悪化する可能性がある行動を停止し、六カ国協議の席に戻ること」を、「強烈に要求する」と、強い言葉で述べた。
北朝鮮は、中国の経済援助などなしには、国家運営そのものが相当に困難とされる。しかし、1990年代から両国の思惑には、ずれが目立つようになっていた。中国がこれまで、北朝鮮を配慮する言動を続けてきた理由としては◆自国の影響力をアピールし、対米外交のカードのひとつとする◆仮に北朝鮮が崩壊した場合、米軍が中朝国境まで進出する、中国として容認できない事態の可能性を排除できない――などが挙げられた。
中国政府の「腹の中」には朝鮮戦争などを通じて築かれたと強調してきた「血で築かれた友情」などは消え、両国ともに自らの国益のために友好関係を示す、「見せかけの連帯だ」との指摘もある。
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