2009年12月9日、「ハリー・ポッター」、「凧を追いかけて」、「バベルの犬」、「ショーシャンクの空に」など数多くの海外小説が世界的にヒットしているが、中国小説には世界的ヒット作品が一向に生まれない。新華網がその原因を分析した。
「ハリー・ポッター」第6巻「ハリー・ポッターと謎のプリンス」に至っては、中国本土だけで販売高が1000万元(約147万ドル)を超えるメガヒットとなっている一方、海外で最も成功したと言われる中国小説「狼図騰」(邦題:神なるオオカミ)英語版の売上高は10万ドル程度にとどまっている。中国で大ベストセラーとなった「于丹『論語』心得」も海外では振るわない。中国小説が海外へ出て行くことは少なく、「たとえ話題に上っても売れ行きにつながることは稀」と中国作家出版社の編集者は話す。
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海外では林語堂(「北京好日」「嵐の中の木の葉」など)や魯迅(「狂人日記」「阿Q正伝」など)といった歴史的に著名な作家以外はまったく知られていないのが実情。現代の新進作家に至っては作品が読まれる機会そのものが少ない。
しかしその一方で、映画「花の生涯―梅蘭芳」やごく普通の中国人夫婦が金婚式を迎えるまでの50年を綴ったドラマ「金婚」の影響は大きく、映画やドラマを見て関連書籍を求める人が増える動きはあるという。前出の編集者は、海外では中国の実際の姿が知られていないことが原因のひとつだと指摘し、ノーベル文学賞を受賞した作品がないことも認知度の低さにつながっていると話している。
また、小説作品の題材が中国固有の出来事を扱っていたり、歴史小説への偏りや外国語への翻訳の難しさも中国小説が海外で読まれにくい要因になっているという。(翻訳・編集/岡田)
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