2010年5月3日、「中国の都市は今、景観を考える時代を迎えている」と、中国の専門家が指摘した。だが、現段階では都市の建設理念にヒューマンケアの精神が欠落しているだけでなく、都市の画一化という大きな問題が存在しているという。中国新聞網が伝えた。
中国の都市は急速に発展している。最新統計によると、09年の都市人口は6億2200万人を突破。都市化率も46.6%に達し、世界銀行の基準である「中等収入国家」の平均に迫っている。中国不動産研究会居住環境委員会の張元端(ジャン・ユエンルイ)主任委員は、「マズローの段階欲求説に従えば、物質文明と精神文化の双方が一定レベルに達して初めて、都市のイメージや文化レベルに対する欲求が高まる。つまり、今の中国は都市景観を考える時代を迎えたのだ」と話す。
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だが、中国の現状は都市建設において何事も「No.1であること」にこだわり、見た目や形式を重視した結果、住民の暮らしやすさや快適な環境空間は二の次に。さらに「海外の文化を未消化のまま安易に取り入れた結果、地方文化の多様性や特色が奪われ、都市の没個性化・画一化を招いた」と指摘した。
こうしたなか、発展的なアジアの都市づくりをテーマに「都市景観環境評価システム」が北京で正式にスタート。日本の福岡市が行った20年にわたる都市景観行政を積極的に見習うことで、アジアの各都市が官民一体となって快適な都市空間の建設に取り組むことができるとしている。(翻訳・編集/本郷)
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