中国で「ニンニク長者」誕生、10倍に値上がりで投機が大成功

2010年5月7日 16時34分
 中国で、「ニンニク」への投機で、大きな利益を出した人がいることが、話題になっている。中国新聞社は、78万元(約105万円)でニンニクを大量に購入したところ、約10倍に値上がりしたため、700万元(約9400万円)の利益を出した人の話題を紹介した。

 劉偉国さんは09年9月、友人から「ニンニクは絶対に値上がりするから、買っておけばもうかるけど、手持ちの金がない」との話を聞いた。調べてみると、同年は作付面積が大幅に減少したことが分かった。また、「ニンニクには新型インフルエンザを予防する効果がある」との噂が出はじめたころでもあった。そのため78万元を出して、ニンニクを600トンを購入した。当時、1キログラム当たりの価格は1.3元だった。

 冬になり、ニンニクの価格はうなぎのぼり。2010年初頭に1キログラム当たり13元になったのを見極め、劉さんは売却した。手元には約700万元が残った。

 2010年のニンニクは、春先の天候不順もあり2割程度の減産見込みで、品質も劣ると考えられている。このところ続いている輸出の増加傾向は変わらないとみられる。劉さんは利益を確保した後もしばらく、ニンニクの売買を続けてきたが、現在はすべて売ることを考えているという。値上がりはほぼ確実だが、本格的な収穫期に入る5-6月まで持ち続けているのはリスクが大きいとの判断だ。

 劉さん以外にも、「ニンニク投機」に手を出す人は多い。最近では、収穫前の畑ごと買う「青田買い」も盛んだ。早く安く買うことができるが、収穫までの不確定要素が大きく、契約相手の不正や盗難を防ぐため、自分か信用できる人を畑に「張りつかせる」必要があるという。

 中国で、ニンニクを好むのは北部の住民だ。食事の際に生のニンニクをかじることもあり、飲食店などでは頼めば、無料で提供してくれた。しかし最近では、価格高騰にともない、有料にする店が増えているという。(編集担当:如月隼人)

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