雲南省の少数部族、「民族」帰属確定・新居に移住

2009年6月18日 22時47分 (2009年6月22日 00時12分 更新)

17日、中国最後の原始部族と言われる莽人(マン人)が部落から移住、新しい土地での生活を祝う儀式を執り行った。(サーチナ&CNSPHOTO)

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 雲南省で17日、省内の莽人(マン人)の人々が古い集落から移住し、新しい土地での生活を祝う式典が行なわれた。

関連写真:そのほかのミャオ族に関する写真(54件)

 中国では、行政面で公認された少数民族が55種ある。民族中の支族、または学術的にも帰属が確定できない集団は、「集団名+人」の名で呼ばれる。莽人は2008年4月、プーラン族の一部と認定された。

 統計によると莽人人口は681人。これまでは、雲南省紅河ハニ族イ族自治州にある、金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治県で生活していた。わらぶきの家や簡単な小屋に住み、野草や果物などを採って食べる生活を送っていた。

 雲南省政府は1960年代にも生活向上を目的に、政府による大規模な移住が進めたが、新しい環境での生活は混乱し、かえって貧困を招いた。

 前回の反省を踏まえ、雲南省政府は2008年に本格的に部族生活向上のための関連部門を設立。徹底した生活環境改善プロジェクトを行い、安定した生活環境の整備を実現したという。(編集担当:中村卓朗

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