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<曹操の墓>「素人発言で余計な批判するな」、「偽モノ説」噴出に専門家が反論―中国

2010年1月3日 12時04分 (2010年1月6日 00時17分 更新)

1月1日、連日報道され議論を巻き起こしている「曹操の墓の真偽」について、中国社会科学院考古研究所の元所長で著名な考古学者が、証拠は十分にあると発言した。写真は厳重な警備がなされる発掘現場。(Record China)

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2010年1月1日、曹操の墓発見について連日報道され、「偽モノ説」も含む大きな議論が沸き起こっているが、中国社会科学院考古研究所の元所長で著名な考古学者の劉慶柱(リウ・チンジュー)氏が、これが曹操の墓であることの証拠は十分にあると発言した。新華網が伝えた。

同記事によると、劉氏は「(曹操の墓であることの真偽をめぐる反論が)専門家によるものであるなら素人的発言はすべきでない。考古学的な規範に則った発言をせよ」と一連の反論を批判した。中国人民大学国学院の袁済喜(ユエン・ジーシー)院長などが、数十回にものぼる盗掘から証拠品についても後代の誰かが残した可能性もあるとして、「確定する有力な証拠に欠ける」と指摘していた。

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劉氏は、江蘇省考古学会会員で墓地盗掘史研究者・倪方六(ニー・ファンリウ)氏による「故人の事績を記した墓誌などが出土していないことは致命傷だ」との発言に対しても、「東漢末期に墓誌が墓の中にはあるはずがない。墓誌を墓に入れるのは魏晋南北朝時代からだ。そんなことくらい先に調べてから物を言ってほしい」と批判。

「魏武王」と刻銘された石碑の真贋をめぐる疑問に対しても同氏は、「当時合わせて59の石碑が出土し、『魏武王』の刻銘があるものは8あった。そのうち1つが盗掘を受けている」と述べ、「われわれは残った7つの石碑で鑑定している。盗まれた1つを根拠に偽物だというのか」と批判している。DNA鑑定については、「すればなおいいが、なくとも証拠は十分だ」と同氏は結論づけている。(翻訳・編集/津野尾)

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