「都市の癌」と呼ばれるスラム街が社会問題に―中国

2011年1月1日 08時30分 (2011年1月2日 00時17分 更新)

28日、中国で「都市の癌」と呼ばれるスラム街の存在が社会問題と化している。写真は7月、取り壊しが始まった貴州省貴陽市にある同省最大のスラム街。住民の数は約5万人。(Record China)

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2010年12月28日、中国で「都市の癌」と呼ばれるスラム街の存在が社会問題と化している。法制日報が伝えた。

中国の大都市のほとんどに存在するスラム街は、中国語で「城中村」(都市の中の村)という。非衛生的で乱雑な環境。大部分が貧困層で素養も低い。出稼ぎ農民などの移住者が大半を占め、所狭しと建てられた掘っ立て小屋のような建物に住んでいる。

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2002年5月に北京市の都市環境総合整備弁公室が実施した全面調査によると、「城中村」は市内8区に332カ所、住民の数は100万人を超えていた。同年、北京市社会科学院が行った実地調査で、332カ所すべてを取り壊して土地を整備する場合、470億元(約5800億円)が必要と推計された。

その後、同市では北京五輪を控えた2004年、競技場周辺と環状4号線より内側にある171カ所が取り壊された。こうしたスラム街は北京以外にも天津、重慶、上海、武漢、広州、深センなど各大都市に存在し、「都市の癌」と呼ばれている。(翻訳・編集/NN)

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