<レコチャ広場>南シナ海での開戦は中国の戦略構想を乱すだけ―中国

2011年6月21日 23時44分 (2011年6月24日 00時17分 更新)

19日、中国人ブロガー、劉毓民氏が「南シナ海での開戦は中国の国際戦略構想をかく乱する」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は04年、中国が南シナ海で掘削した油田。(Record China)

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2011年6月19日、中国人ブロガー、劉毓民(リウ・ユーミン)氏が「南シナ海での開戦は中国の国際戦略構想をかく乱する」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

愛国者というものは、自国の国家戦略を長期的な目で見るべきだ。我が国は現在、政治・経済・軍事・文化・外交の影響力が向上している段階で、国内総生産(GDP)で日本を追い抜き、米国と肩を並べるまでになったとはいうものの、世界的な影響力はまだ遠く米国に及ばない。多くのネットユーザーは中国が数多く持つようになった先進の研究・開発成果を見て、世界一の実力を身に付けたと思い込んでいるが、それは大きな錯覚だ。

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中国経済の発展には、指導部の的確な戦略や方策が不可欠である。世界情勢を高い視点から俯瞰し、中国の未来の発展に有益な戦略を立てて行かなければならない。中国は今のところ、致命的な傷を抱えている。国連常任理事国5カ国のうち、国土が分裂しているのは中国だけ。これは中華民族全体の痛みだ。祖国の完全な統一こそが中国の台頭の過程で最も困難で、中国の戦略構想の中で最も肝心な問題だといえる。

南シナ海情勢が急変した裏には、米国の影がちらついているのが見てとれる。米国は中国を快く思っていない。そのため、中国の台頭には周辺環境の平和と安定が必要だ。ASEAN各国には親米派と親中派が存在するが、南シナ海問題で中国のやり方が性急すぎれば、周辺の隣国は続々と米国の懐に転がり込むだろう。それを見た親中派の国々も諦めて米国陣営に逃げ込み、中国の敵と化すかもしれない。

台頭する中国には多くの友人が必要だ。我々は経済や外交などあらゆる手段を駆使し、海洋権益で紛争を抱える国々との矛盾を取り払わなければならない。米国に中国包囲網を築かせないことこそが、中国の戦略上の利益に最も合致する。中国が重大な戦略構想を実施する過程で軽率に戦争をしかけるわけがない。南シナ海で戦争など起きるわけがないと筆者は考える。(翻訳・編集/NN)

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