<中国証券報>中国政府による一連の支援政策で、深刻な鉄道建設資金不足が徐々に解消している。鉄道部は未払い費用の支払いを約束しており、多くの鉄道関連業者が業績回復に期待を寄せている。10日付中国証券報が伝えた。
鉄道建設は金融引締め政策などの影響で資金が不足し、全国的に工事の中断や賃金の未払いが相次いでいた。事態を重く見た国家発展と改革委員会は3日までに鉄道部に2500億元あまりを注入。鉄道部は11月20日までに未払金を全て支払うと公言しており、中国南車は60億元、中国北車は45億元をそれぞれ回収した模様だ。
鉄道部と直接取引を行っていた晋西車軸の関係者は「鉄道部の資金不足は今年になって一段と悪化したようだ。支払いが滞ったことはないが、支払いサイクルが延びていた」と明かし、「万一の場合は一部を貸倒れ処理するつもりだったが、回収できればそのまま利益になる」と楽観的だ。
華宝証券の王合緒アナリストは「資金が回収できれば、企業のキャッシュフローが改善する。一時凍結されていた注文や納品が再開するため、売上増加が見込める」と話す。まだ一部に未払いが残るものの、資金回収の目処がついたことで鉄道業界は活気を取り戻しつつあるようだ。(編集担当:浅野和孝)
