<中国証券報>中国人民銀行(中央銀行)は11月30日、預金準備率を3年ぶりに引き下げた。ファンドマネージャーの間では、預金準備率になお引き下げ余地があるという見方が多い。2日付中国証券報が伝えた。
大成基金は、中国の預金準備率の水準は世界の主要国の中で最も高く、なお引き下げ余地は大きいとの見方を発表。融通基金も、今年12月から来年2月にかけては償還期限を迎える中央銀手形の規模が少ない上に、輸出入環境の悪化が銀行の外貨ポジションを減少させるとして、「銀行の流動性が大きくひっ迫する可能性がある中で、人民銀が預金準備率を追加的に引き下げてもおかしくない」との見方を示した。南方基金も、今後数カ月内に預金準備率の追加引き下げがあるとの予想を明らかにした。
また今回の引き下げについて、大成基金は、「想定内だが、時期は予想より早かった。人民銀が金融政策を引き締めから緩和にシフトする姿勢を表したものであり、景気減速を来年第1四半期に底入れさせる力となる可能性がある」と分析。南方基金は、「引き下げのタイミングが市場予想よりも早かったことで、政策転換という象徴的な意義が、実際の意義より大きくなった」との見方示した。(編集担当:浅野和孝)

