中国「宝くじやめらない」640万人超…専門家「賭博中毒でない」

2012年3月26日 10時21分 (2012年3月29日 00時12分 更新)
 北京師範大学の中国宝くじ事業研究センターが行った調査によると、中国の宝くじ愛好者は2億人以上で、うち3.2%は買わずにいられない“問題ある愛好者”とみられる。ただし、同センターの陳海平研究員によると、中国以外の国でみられる「賭博(とばく)中毒」とは根本的に異なるという。中国新聞社が報じた。

 宝くじの“問題ある愛好者”とは、心理面で病態化した人を指す。「買わずにいられない」状態となり、生理的でも次第に問題が出てくる。“問題ある愛好者”は宝くじ愛好者2億人以上のうちの3.2%で、640万人以上とみられる。

 うち43万人は“深刻な問題ある愛好者”で、自分自身の経済面や生活面で多くの問題が発生している。家庭に影響を及ぼしたり、甚だしい場合には犯罪に走る「宝くじ愛好者」もいるという。

 陳海平研究員によると、2011年9月から12月に、中国国内の多くのポータルサイトや宝くじ事業のウェブサイトでアンケート調査を行い、18万人の参加を得て、宝くじ愛好者や“問題ある愛好者”の数を割り出した。

 宝くじ愛好者の93%は男性だった。年齢別では、愛好者の73%は26-34歳だった。しかし、女性の方が“問題ある愛好者”になる割合が多いと判明した。陳研究員は、「女性は宝くじをあまり買おうとしないが、ひとたび買いはじめると、男性より容易に“中毒”状態になる」と説明した。

 ただし、陳研究員によると、宝くじは「娯楽の範囲内の遊び」であり、“問題ある愛好者”も「娯楽中毒の一種のあらわれ」であり、中国以外で見られる「ギャンブル中毒」とは根本的に異なるという。

 宝くじ愛好者は学歴、技術、家庭、金銭的なある程度の余裕、将来への夢を持ちながら、現実的な社会的地位を得ていない場合が多いという。

 中国で宝くじ売上高は急増しており、2011年には2000億元(約2兆6250億円)を突破した。宝くじの売り上げは公益事業に大いに役立っているが、個別の愛好者にとっては、巨額の賞金に目がくらみ、判断力を失って法に触れる行為に走る原因にもなっているという。(編集担当:如月隼人)

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ブログに投稿

関連するエキサイトニュースの記事

注目の商品

携帯電話でニュースをチェック!
携帯ポータルサイト「エキサイトモバイル」