30年間で氷河湖294カ所がヒマラヤで消えた―中国科学院

2012年5月4日 15時42分 (2012年5月7日 00時17分 更新)

2日、これまでの30年間でヒマラヤ山岳地帯で氷河湖294カ所が消滅していることが分かった。写真はヒマラヤ山脈のエベレスト。(Record China)

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2012年5月2日、中国科学院寒区旱区環境・工程研究所は、湖南科技大学との共同研究で「ヒマラヤ山岳地帯の氷河湖に個数減少と面積拡大の特徴が見られることが分かった」と発表した。これまでの30年間で、ヒマラヤ山岳地帯で氷河湖294カ所が消滅しているが、湖水面積は58.96平方キロメートルまで拡大している。3日付で蘭州晨報が伝えた。

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氷河湖は、氷河の侵食によってできた溝と堆積物により氷河がせき止められてできる湖水の一種だ。ヒマラヤの氷河は縮小傾向にあり、これが氷河湖の変化と密接に関係しているという。特にここ数年は、氷河が解け出して湖水の面積が拡大し、決壊の恐れが高まっているとして研究者の注目を集めている。

この研究に長年携わってきた王欣(ワン・シン)氏は、気候変動と自然災害の両面から研究を続けてきた。大縮尺地形図や遠隔測定で得た映像などのデータをもとに、王氏をはじめ専門家が30年間のヒマラヤ山岳地帯の中国側において、さまざまな海抜高度での氷河湖の変化を分析、気候による影響を研究した。結果、現時点で1680カ所215.28平方キロメートルもの氷河湖が消滅していたことが分かった。1970年代と21世紀に入ってからのデータを比較すると、氷河湖の個数と面積が変化している様子が分かる。30年間で1456カ所の氷河湖が存在し続け、294カ所が消滅、新しく224カ所が発生している。湖水面積の拡大と新規の氷河湖の発生で、ヒマラヤ山岳地帯の氷河湖の湖水面積は58.96平方キロメートルに拡大、うち既存拡大は67%、新規は33%の割合となっている。(翻訳・編集/渡邊英子

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