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自殺防止呼びかけ広告並べたソウル・麻浦大橋、かえって自殺者が激増―韓国メディア

2014年2月24日 08時02分 (2014年2月24日 13時27分 更新)
韓国紙・朝鮮日報の中国語電子版は22日、韓国・ソウル市で「自殺の名所」として知られる麻浦(マポ)大橋に自殺を思いとどまらせるような広告を設置したところ、自殺者が減少するどころか従来の6倍以上に激増したと報じた。
「自殺の名所」の汚名を返上し、自殺志願者に勇気を与えるべく、2012年9月にソウル市とサムスン生命が共同で「生命の橋」プロジェクトを立ち上げた。橋の欄干に「ご飯は食べたかい」、「悲しまないで」などといった、友人との会話のようなフレーズが書かれた広告看板が掲示され、夜に人が通りかかると照明が点灯する仕組みが設けられた。
この取り組みは世界初の「双方向性公益広告」として国内外から注目を浴び、2013年には各種広告フェスティバルにおいて37の賞を獲得した。しかし広告に託された期待とは裏腹に、2013年における麻橋大橋の年間自殺者数が93件と、広告を設置した12年の6倍以上に増加したことがソウル市消防本部が発表した統計で明らかになったのだ。
自殺者が増加した原因について専門家は、「生命の橋」として過度の注目を浴びたことでかえって「自殺の名所」というイメージが強くなり、自殺志願者がより多く訪れるようになったと指摘した。
韓国自殺予防センターの関係者は、日本の青木ヶ原樹海や米国のゴールデンゲートブリッジを、有名になってから自殺者が集まるようになった例として紹介した。また、ある精神科医は「自殺の予防を行うばあい、その波及効果を慎重に考えなかればならない」と語った。
「生命の橋」で自殺食い止め効果が期待できないのであれば、物理的な安全対策を取るべきだとの声もある。前述の精神科医はネットやガラス壁の設置、橋に光沢のある油を塗るといった対策を例に挙げた。
(編集翻訳 城山俊樹

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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