全日空の搭乗手続きシステムに22日、不具合が生じ、日本の一部の空港では国内線の搭乗手続きができない客でごった返した。報道によれば欠航や遅延によって約1万人に影響が出たという。


 中国メディアの民航資源網は、約1万人に影響が出た全日空のシステム障害について紹介しつつ、欠航や遅延が生じたにもかかわらず現場では大きな混乱が起きなかったことに驚きを示す記事を掲載した。

 記事は、システム障害が約3時間にわたって続いたことを伝え、日本時間22日午前11時30分頃に復旧したと紹介。さらに日本国内の報道を写真とともに紹介したうえで、「多くの便が欠航、遅延となり、サービスも麻痺状態となった」としながらも、日本各地の空港では大きな混乱は生じなかったと指摘、日本人の利用客たちは忍耐強く問題の解決を待ったと驚きとともに伝えた。

 続けて、「中国国内」における状況として、「遅延が発生するたびに騒動が生じる」と伝え、遅延に激怒し、何かを破壊する行為に出る利用客は珍しい存在ではないと紹介。たびたび警察が出動する騒ぎになるとし、こうしたトラブルの際に民度の差が顕在化することを指摘した。

 さらに記事は、一部のコラムニストが「中国人は航空サービスについて不満を述べるが、果たして中国人は乗客として及第点を獲得できているのだろうか」と疑問を投げかけていることを紹介。
全日空の搭乗手続きシステムの不具合が思いがけずも日本人と中国人の民度の差を浮き彫りにしたことを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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