中国には「崇洋媚外」という言葉がある。簡単に言えば「西洋崇拝」という意味であり、場合によっては「愛国心がない」という侮蔑の意味としても使用される。
そのため、多くの中国人にとっては敏感にならざるを得ない言葉の1つと言えるだろう。

 中国では日本のアニメや漫画が非常に大きな人気を獲得しており、日本のアニメや漫画を愛する中国人は「崇洋媚外」だと批判されかねない状況にある。それでも中国で愛されるのは、それだけ日本のアニメや漫画に魅力があるためだと言えるだろう。

 一方、中国メディアの騰訊はこのほど、日本人は日本のアニメや漫画よりも、米国の映画を好んでいるように見えると伝え、日本人は国内に良質なコンテンツがあるにもかかわらず「崇洋媚外」であると主張する記事を掲載した。

 記事は、日本には世界に誇れるだけのコンテンツがあるとしながらも、日本国内における日本映画やアニメの規模は決して大きくないことを伝え、むしろハリウッド映画など米国のアニメや映画を好む日本人は多いと主張。アニメや漫画を通じて日本好きになる中国人もいるほど、魅力的なコンテンツがありながらも、「崇洋媚外」は非常に解せないとの見方を示した。


 中国のネット上では過去の日本の映画作品が観られるサイトが数多く存在する。著作権違反のサイトではあるものの、見方を変えれば中国人の日本映画に対する関心が高いことを示すものと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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